Lens.159 ページ9
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思春期のガキみたいな事を思う。
家に帰りたくない、ここから動きたくない、動けない、
メッセージ的に俺を探してくれている事は分かる、
…社長に見つけてもらいたいという気持ちはあるがやっぱりどう示しを付ければいいか分からなくて、
こんな恥さらしなやつもう勘弁してくれって思われているかもしれないだろうけど、
それでも社長が好きで、
……見つけてもらいたいのなら連絡を返せばいいのに、返さないのは自分の子供じみた考えからだ。
応えの出ないことを色々考えて時間もあまり見ていないからどれだけここに滞在してるのだろう。
携帯を見て、社長から連絡が入ったのは30分前。
あと30分、あと30分立ったら、帰るから、
ここにいさせて、ここにいたい、
誰に否定されているわけでもないのに懇願して、
荷物を持っているのに、人通りだって少ないわけじゃないのに、そのままベンチの背もたれにもたれて目を閉じる。
最近色々あり過ぎて眠れなかったから、不意に眠気が襲う。
次、次目が覚めた時で今後を考えよう。
……ここで寝よう、なんて神経どうにかしていたけどもうどうにでもなれ、とも思っていたから。
もう何でもよかった。
瞼を閉じると襲ってくる眠気に身を委ねて、睡魔に堕ちる。
____________、
ふわ、と、誰かに髪を撫でられる。
ゆるゆると梳くように撫でられて、
まるで壊れ物でも扱うかのように触れてくるから少し恥ずかしくて、
重い瞼をゆっくりとあけて視界に全てを取り込む。
｢起きた？｣
その声は、優しく、甘く、俺の耳元でそう呟いた。
｢__________、ッ、｣
｢無防備過ぎだよ、翔さん。｣
俺の隣に座って、俺の髪を撫でながら困ったように笑う、
社長に、
｢ッ、〜、…………｣
酷く、胸が締め付けられて。
見つけてくれた、俺を、
｢こんなところで寝られちゃ困りますよ。｣
優しい声は耳から入って脳内に響く。
甘く、甘く、侵食されるように、
頭が真っ白な自分は何も言えないでいると、
社長の髪を撫でる手は移動して、耳にやわやわと触れる。
｢翔さん、探しましたよ。｣
｢……、｣
｢連絡、返してくれてもいいじゃないですか。｣
｢………、｣
｢………でも、俺が自分で見つけたから意味がある。｣
｢、っ｣
｢やっと見つけた。｣
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ミラノスカイ(プロフ) - りんかさん» はじめましてりんかさん。一気に！わ〜嬉しいですありがとうございます( ; _ ; )はいやっと恋人になりました、、笑 甘々な磁石さんをお届けできるよう頑張ります(^^ コメントありがとうございます ♪ (2016年12月30日 2時) (
レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - はじめまして♪すっごくおもしろいし、翔くんがかわいくて一気に読んじゃいました！やっと恋人になれてよかったです！これからは、あまあまな磁石をお願いします！更新楽しみにしてます♪ (2016年12月21日 15時) (レス) id: 83274e477c (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 美翔さん» 初コメありがとうございます…、そうなんです長々引きずった割にはすぐ発展しました 笑、 楽しみにしていただけて光栄です、応援ありがとうございます ( ; _ ; ) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - キャニスさん» わ、初コメありがとうございます…、お酒のお供が出来て光栄です〜今後ともよろしくお願いします♪ (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
美翔(プロフ) - 初コメ失礼します！ ニノと翔ちゃんの恋が発展して、もぉーキュンキュンです！更新楽しみにしてるのでこれからも頑張ってくださいね！ (2016年10月12日 1時) (レス) id: a67075188a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年9月19日 18時
