Lens.156 ページ6
Nside
｢これが、全てです。｣
そう告げた丸山に、俺も、松本も、相葉も、放心状態だった。
翔さんは、1人で全てを抱えていた。
俺の為に、1人で、全部、
｢丸山、翔さん今どこにいる。｣
｢えっ、えぇ、｣
｢どこ。｣
｢やっ、もう、移動されてるかもしれないですけど、あの街中にある公園のところでお話はしました、｣
｢分かった。｣
このビルが立ち込める中にある公園なんて1つしかない。
携帯を手に社長室を飛び出す。
後ろから止める声なんて聞こえなかった。
電話は出ないだろうと思った。
から、とりあえず公園まで行っていなかったらメッセージでも送っておこう。
なんとなくだけど、翔さんは家には帰っていない気がした。
単に大野といてほしくない都合の良い俺の解釈だとしても。
翔さんが歩いてこの会社を出たのなら俺も車は使わない。
数年ぶりに全力で走る自分が少し可笑しい。
それだけ必死だということなんだけど。
挨拶をする社員を押しのけて、会社を飛び出して公園まで走る。
ここからそう遠くは無い。
運動不足だった故息が切れるのが早いが気にしちゃいられなかった。
公園についたものの、ぐるっと回ってみても翔さんの姿は見当たらない。
こうなるとどこに行ったかもう手がかりが無いが探す以外の答えはなかった。
素早く携帯を開いて、電話ではなく、メッセージで。
『翔さん』
『今どこ？』
返ってこなくてもいい。
手間をかけて見つけないと、翔さんに見合わない気がした。
ただ走っただけで翔さんと同じ苦しみなんてそんなこと言いやしないけどそれでも、それでも電話かけたり車使うのは、違う気がしたから。
｢あぁ、もう、｣
オンラインゲームではすぐ到達出来るボス戦。
お姫様を助ける為に雑魚を倒して並を倒して強敵を倒してボスを倒して。
人生まだ甘く見ていたのかもしれないな、なんて。能天気な。
翔さん、すぐ迎えに行くから待っていて。
1人になんて、しないから。
俺は、翔さんがいないとダメだから。
翔さんがいないと何も出来ないヤツだから。
だから俺の傍にいてよ。俺の隣で笑ってよ。
社長に生意気な口叩けるのは翔さんしかいないの。
翔さんは大事な大切な、秘書だから。
無くしたくない、人だから。
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ミラノスカイ(プロフ) - りんかさん» はじめましてりんかさん。一気に！わ〜嬉しいですありがとうございます( ; _ ; )はいやっと恋人になりました、、笑 甘々な磁石さんをお届けできるよう頑張ります(^^ コメントありがとうございます ♪ (2016年12月30日 2時) (
レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - はじめまして♪すっごくおもしろいし、翔くんがかわいくて一気に読んじゃいました！やっと恋人になれてよかったです！これからは、あまあまな磁石をお願いします！更新楽しみにしてます♪ (2016年12月21日 15時) (レス) id: 83274e477c (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 美翔さん» 初コメありがとうございます…、そうなんです長々引きずった割にはすぐ発展しました 笑、 楽しみにしていただけて光栄です、応援ありがとうございます ( ; _ ; ) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - キャニスさん» わ、初コメありがとうございます…、お酒のお供が出来て光栄です〜今後ともよろしくお願いします♪ (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
美翔(プロフ) - 初コメ失礼します！ ニノと翔ちゃんの恋が発展して、もぉーキュンキュンです！更新楽しみにしてるのでこれからも頑張ってくださいね！ (2016年10月12日 1時) (レス) id: a67075188a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年9月19日 18時
