Lens.196 ページ46
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｢……怒ってはないです…拗ねてるんです｣
｢…んふ｣
｢……社長香水、すっごいですよ、匂い｣
｢ねーやんなっちゃうよねホントおばさんら｣
ちゅ、ちゅ、と先程からこめかみやら耳やらにキスを落としてくる社長は
拗ねているというソレで御機嫌なのかなんなのか
随分余裕ぶちかましてるもんだから少し腹立たしい。
｢翔さんなにもされなかった？｣
｢…別に、ないですよそんなの｣
｢そ？じゃあいいけど｣
……言ったら、色々面倒だもんなぁこの人、
考えただけでも面倒くさい。
｢社長良かったんですか抜けて。｣
｢良いんじゃない別に｣
｢軽いな〜社長なのに｣
｢翔さんだって抜けてんじゃん秘書なのに｣
こっち向いてと体を反転させられて
幾分久しぶりのように見るその顔は数時間前までは隣にいたはずなのに。と思う。
｢来なくても良かったんですけどねコレ。そもそもこういうの嫌いだし｣
｢来ないと駄目ですよ、招待状貰ってるんですし、なによりお世話になってるんですから媚売っといてこれから損は無いんですから｣
｢…んふ、媚ねー…しばらく売ってなかったから疲れますねー翔さんがいないと｣
｢え？｣
｢………どこか行ってもいいなんて言ってませんよ私｣
スルリと、社長の手が俺の頬をさぞ愛おしそうに撫でるものだから
｢勝手に、傍からいなくならないでくれますか｣
｢…………あ、｣
不安だ、怖い、と、社長の瞳が揺れる
あの前科は、自分が思ってる以上に社長に影響を及ぼしているらしい。
あぁだから、だから社長のスキンシップが以前以上に激しかったりするのは
恋人になったから、が強いのではなく
俺の存在を、ここにいるというのを、確かめているのだろうか。
……酷いな、離れてなんかいかないのに。
信じてよ、なんて、軽いのだろうか。
社長の目に色っぽくかかった前髪を退けて
社長の目の下辺りに、唇を押し付ける。
｢ここにいるって、言ったじゃないですか社長｣
形勢逆転だなぁ、
先程とは表情が俺と社長とで入れ替わっている。
笑ってしまいそうなほど弱いその甘さに、感服する。
｢今はなんて言ったら御機嫌取り戻せます？社長｣
誰かが見ているかもしれないなんて、もういいや
こつ、と額を合わせると
愛を求めて、社長は鼻を擦り寄せる。
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ミラノスカイ(プロフ) - りんかさん» はじめましてりんかさん。一気に！わ〜嬉しいですありがとうございます( ; _ ; )はいやっと恋人になりました、、笑 甘々な磁石さんをお届けできるよう頑張ります(^^ コメントありがとうございます ♪ (2016年12月30日 2時) (
レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - はじめまして♪すっごくおもしろいし、翔くんがかわいくて一気に読んじゃいました！やっと恋人になれてよかったです！これからは、あまあまな磁石をお願いします！更新楽しみにしてます♪ (2016年12月21日 15時) (レス) id: 83274e477c (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 美翔さん» 初コメありがとうございます…、そうなんです長々引きずった割にはすぐ発展しました 笑、 楽しみにしていただけて光栄です、応援ありがとうございます ( ; _ ; ) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - キャニスさん» わ、初コメありがとうございます…、お酒のお供が出来て光栄です〜今後ともよろしくお願いします♪ (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
美翔(プロフ) - 初コメ失礼します！ ニノと翔ちゃんの恋が発展して、もぉーキュンキュンです！更新楽しみにしてるのでこれからも頑張ってくださいね！ (2016年10月12日 1時) (レス) id: a67075188a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年9月19日 18時
