Lens.167 ページ17
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そう考えたら思うことはたくさんあって。
これじゃプライベートがまるで自立していない。
今更、なんて思うけれど今更なんだ。
別に智くんがここにいることが当然とか、
家事をしてくれていて当然とか思わないし思ったこともないけれど、
でもこれじゃだめだ、いつまでたっても智くんに頼ってちゃ何も出来ない。
一度料理を作ってみようと包丁を持ったことはあったが智くんに危なっかしいと言われて1人で料理はしないようにと言われていた。
結構前にまた包丁を持った時指を切ってそれが智くんにバレた時にすごい怒られてそれからはもうキッチンには立たないように心がけた。
ウーーーン、だめだなこれじゃあ。
思い返せば思い返すほど智くんに甘えてきた。
社長と丸山くんを見た時も、熱の時も、今も、
俺が智くんを甘やかすことも無くは無かったが俺の方が泣きつくことが多かった。
お互いを支える為の共同生活だ、と。
そう智くんはいつかに言った。
｢翔くんがいないと俺はダメなんだよ、｣と、
うっすらとした記憶の中でそう言われ、納得して、
俺も智くんがいないとダメなことがたくさんある。
でももうそれもやめなくちゃいけないんじゃないの、
もう甘えるのも頼るのも縋るのも、もう俺はたくさんした。
智くんが仕事でオチた時は支えてやりたいと思っていたしそうしてきた。
けど、
色々数え切れないくらい返せない恩が智くんにはあるはずなのに、
それ依然に支えたいと思うのが社長で、………、
｢んー、………、｣
首に絡みついていた腕がピクリと動いて落ち着いていた寝息から声が漏れた。
｢……智くん、起きた？｣
｢……ンー、｣
仮眠、って感じの睡眠時間だな。
さすがに起きては寝て、が繰り返されているだけあって隈が濃い智くんは睡眠が足りていないことに慣れている様子だ。
…命の次に睡眠が大事な智くんが……や、下手すれば命よりも大事だったのだけれど、
ウン、変わったなーー、過労でいつか倒れないといいけど。
ベッドの上に座ってボーッとしている智くんはチラ、と俺を見ると、ふにゃりと微笑んだ。
｢翔くん、お腹空いた？｣
｢…え？｣
｢何か、作ってあげる。何がいい？｣
｢えっ、や、ちょっと智くん、｣
フラ、と降りて立ち上がって
ゆらゆらとキッチンへ歩く智くんの背中は猫背で、いつも以上に小さく見えた。
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ミラノスカイ(プロフ) - りんかさん» はじめましてりんかさん。一気に！わ〜嬉しいですありがとうございます( ; _ ; )はいやっと恋人になりました、、笑 甘々な磁石さんをお届けできるよう頑張ります(^^ コメントありがとうございます ♪ (2016年12月30日 2時) (
レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - はじめまして♪すっごくおもしろいし、翔くんがかわいくて一気に読んじゃいました！やっと恋人になれてよかったです！これからは、あまあまな磁石をお願いします！更新楽しみにしてます♪ (2016年12月21日 15時) (レス) id: 83274e477c (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 美翔さん» 初コメありがとうございます…、そうなんです長々引きずった割にはすぐ発展しました 笑、 楽しみにしていただけて光栄です、応援ありがとうございます ( ; _ ; ) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - キャニスさん» わ、初コメありがとうございます…、お酒のお供が出来て光栄です〜今後ともよろしくお願いします♪ (2016年10月19日 0時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
美翔(プロフ) - 初コメ失礼します！ ニノと翔ちゃんの恋が発展して、もぉーキュンキュンです！更新楽しみにしてるのでこれからも頑張ってくださいね！ (2016年10月12日 1時) (レス) id: a67075188a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年9月19日 18時
