Lens.67 ページ7
Nside
翔さんを見つけたのは、ある日の出来事のうち。
大事な会議の日。
俺はその当時入社したての新人で、
それでもそれなりに努力してきたつもりだった。
が、
会議前日に深夜まで睡魔と戦いながら残業していたせいで資料に誤字脱字が多く、それに気づかずにヘトヘトで当日で提出するというミスをした。
睡魔というものは怖いもので、書いてあることはデタラメで、おかしい。
初めて、やってしまった。そう思った。
全身から血の気が引く感覚は、今でも覚えている。
当然の如く、その場で当時の社長に大激怒された。
周りの奴らは知らないふりを決め込んだ。
あぁそっか。これが世の中で社会で、こんなにも生き辛い。
そう考えたらだんだん冷静さを取り戻し始めて、
目の前で俺の胸ぐら掴んで大激怒するこいつ。
「あの、手出すのはダメすよ、」
急に遮られた空間。
ジジイの手は意図的に離され、目の前に立つのは顔立ちの整った男。
.......誰こいつ、っていうかなんでここに。
すると、この男を挟んでジジイのしがれた声が通った。
「櫻井、何の真似だ。クビにされたいのか？」
「いいですよ、クビでもなんでも。だけど手出すのはダメですよ社長。」
妙に落ち着いた声。姿。表情。
ジジイはこの男の弱いのか、黙り込む。
なにそれ。
クルッと振り返った男は俺を見て、
「君も、ミスは気をつけるように。せっかく会議にさせてもらってるんだ。コネでもなんでも使えば良い。」
ボソッと耳元でそう言ったこの人。
ふと手元を見ると、トレンチにお茶が置いてあって。
ああ...会議の際のお茶配りに来たのか...。
「あぁ良い機会だ聞いてほしい。こいつは経済部の櫻井翔。堅物だけど仕事は出来る。良くしてやってくれ。」
なんて、ジジイにサラッと紹介されたこの櫻井翔。は、少し困った顔で。
そりゃそうだお披露目のために入ったんじゃないだろう。
お茶を配りに来ただけだ。
それでも、このジジイが言う櫻井翔がどんなのか気になった。
それと同時に、俺もこのジジイを黙らせられるようになりたいと思った。
ならば、応えは１つしかないだろう。
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夢咲美森 - あけましておめでとうございますm(_ _)m新年早々面白かったです(^o^)チョードキドキしました(≧∀≦)また今年も更新頑張ってください(・ω・)ノ応援しています)^o^( (2017年1月13日 20時) (
レス) id: fccf25a126 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - お餅さんさん» 本当ありがとうございます！！( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 櫻宮大好きさん» お待たせして申し訳ありません( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
お餅さん(プロフ) - いや、この言葉を聞けて嬉しかったです!!私、ミラノスカイさんに並べるよう頑張ります!! (2016年3月17日 15時) (レス) id: 55f73a3cfe (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮大好き - 続き、まだですか。楽しみにしています。 (2016年3月16日 23時) (レス) id: 7a5498f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年1月17日 21時
