Lens.87 ページ27
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「体調、もう大丈夫なんですね。」
「....あ、まぁ、お陰様で。」
先程はパッと変えた表情も、社長の前では無いとなるとそうともいかないらしい。
居心地の悪そうな顔で、手に持つ缶コーヒーはもうそろそろ無くなりそうだ。
そもそも、なんで俺は丸山くんについてるわけ。
社長が、「まぁ丸山と話してきたら〜」なんて言わなかったらこんな目には、
「櫻井さんは、」
「はぁ、」
「.....社長のことがお好きなんですか。」
「......はぁ？」
こいつ、何言ってんだ。
「社長のことがお好きなんですかって聞いてるんです。」
いや、そんな怖い顔されても何で俺がお前に言わなくちゃなんないの、
「どうしてそう思うの。」
「....それは肯定として受け取っていいですか。」
だ〜面倒くさい。どうしてそうなる。こいつは何がしたい。
「良くない。俺は社長に迷惑のかかることはしない。仕事に私情は持ち込まない。」
そう、意思が伝わるように目を見て言っても、この希望しか映さない瞳は俺を跳ね返す。
「じゃあ、私情では好意を持っている。って事でいいですか。もちろん、恋愛的な意味で。」
「....別に、君の好きなように受け取ってくれたらいいけど、それで何がしたいの。」
見かけによらず、礼儀も無ければ手荒な子だ。.....まぁ俺が言えないけど。
「小林。」
「...え？」
「F社の小林さんって知っていますか。」
「小林.....？F社、？」
なんのことだ....？
分からずに首を傾げると、丸山くんは大層驚いた顔して。
手に持った缶コーヒーをギュッと握りしめて、下を向いてボソボソ呟く。
「....知らない？じゃあ断ったのは本当に社長から、....秘書に伝えて無いのか？...、」
「...あー、丸山、くん？」
「...はい、」
「もういいよね、そろそろ仕事に戻っても。」
「.....あ、どうぞ、」
引きつった笑みを見せた彼は、もう一度、俺の目を見る。
「本当に、聞いてないですか？」
「聞いていないっていうか、そもそも存じ上げないんだけど。その、小林さん？」
「......そ、ですか。...今日はありがとうございました。体調、もう崩さないように、、」
放心状態、てとこかな。
....なんなんだ。
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夢咲美森 - あけましておめでとうございますm(_ _)m新年早々面白かったです(^o^)チョードキドキしました(≧∀≦)また今年も更新頑張ってください(・ω・)ノ応援しています)^o^( (2017年1月13日 20時) (
レス) id: fccf25a126 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - お餅さんさん» 本当ありがとうございます！！( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 櫻宮大好きさん» お待たせして申し訳ありません( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
お餅さん(プロフ) - いや、この言葉を聞けて嬉しかったです!!私、ミラノスカイさんに並べるよう頑張ります!! (2016年3月17日 15時) (レス) id: 55f73a3cfe (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮大好き - 続き、まだですか。楽しみにしています。 (2016年3月16日 23時) (レス) id: 7a5498f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年1月17日 21時
