Lens.86 ページ26
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部屋に響き渡る明るい声に、
社長を見つめるキラキラした瞳に、
社長はげんなりした顔を見せて、腰に回した腕に一瞬力を加えると、俺を降ろした。
途端に走り寄ってくるその青年の胸元には、
『秘書代理 丸山隆平。』
そう書いてあって。
......代理、
代理でも、名札付くんだ、
社長は、すごい面倒くさそうにそのまま椅子に座って丸山くん。を見据えた。
「なに。」
「なに。じゃないですよ〜探したんですよ？会社着いた途端すごい勢いでどっか行くから。ひどいですよ〜まだ駐車もし終えていないのに降りて。」
社長アクティブだな...。
「でっ、探したらここ。しかも何かお取り込み中？だったみたいだし。」
「....あ、」
チラ、と俺を見た丸山くんは、どこぞの漫画みたいに目をキラキラさせて。
「そうですよお取り込み中だったんです空気読めよ丸山。」
「冷たいなぁ社長。まぁそれはいいとして。この方どちら様ですッ！？社長の家族とか！？そんなワケないですよね！恋人！？はたまた愛人とかッ！？」
「どうやったらそういう都合良い解釈が出来るんだよ。」
.....都合良い、？
恋人が、都合良い...？あ、愛人の方？
.........イヤイヤイヤイヤ、変な勘違いするな。なに期待してんだ。
そもそもこの丸山くん結構夢見がちな事言うし、
俺の事知らないのか、名札みてないのか、
「丸山、翔さんお前の上司ですよ。一応。」
...一応、ね。
社長のちょっと後ろに立つ俺の腕を引いて、丸山くんに見えるように胸元の名札を掴まれる。
「翔さん。俺のかわいいかわいい秘書。」
そう社長が言った途端、ピシッ、と丸山くんの表情が強ばった気がした。
「.....櫻井、翔さん。」
名札をジッと見て、俺を見て、パッと明るく微笑む。
「初めまして、僕、櫻井さんがお休みしていた間に秘書代理勤めさせてもらった丸山隆平って言います！以後お見知りおきを！！」
そう差し出された名刺を受け取って、交換して。
「お前ちゃんと敬語話せるんだ〜まぁ最後のは余計だけど。」
以後お見知りおきを、ね。...まぁ違わない事もないけどこの御時世ねぇ。
「ま、秘書代理オツカレ。今日からは通常通り翔さんがいるから。」
......あ。
そう社長が言えば、今さっき見せた、強ばった表情に変わる。
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夢咲美森 - あけましておめでとうございますm(_ _)m新年早々面白かったです(^o^)チョードキドキしました(≧∀≦)また今年も更新頑張ってください(・ω・)ノ応援しています)^o^( (2017年1月13日 20時) (
レス) id: fccf25a126 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - お餅さんさん» 本当ありがとうございます！！( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 櫻宮大好きさん» お待たせして申し訳ありません( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
お餅さん(プロフ) - いや、この言葉を聞けて嬉しかったです!!私、ミラノスカイさんに並べるよう頑張ります!! (2016年3月17日 15時) (レス) id: 55f73a3cfe (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮大好き - 続き、まだですか。楽しみにしています。 (2016年3月16日 23時) (レス) id: 7a5498f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年1月17日 21時
