ゆめまると酔っぱらいさん ページ16
｢かんぱーい！｣
今日は、ゆめまるが一押しの居酒屋に連れてきてくれた。イメージしていたのとは全然違っていて、かなり綺麗。
｢久々にお酒飲んだかも｣
｢そうなの？飲みすぎて酔いつぶれたりしないでね｣
｢わかってる〜｣
よく来るのか、ゆめまるは店員さんと仲が良いように見える。年齢は私たちと同じか、少し下くらいだろうか、若くて、明るい感じの女の子。おつまみを注文したあと、楽しそうに話している。
すぐそばにいるから普通に聞こえるはずなのな、なんとなくそれが嫌で、聞こえていない振りをしながら、ジョッキに入ったビールを飲んだ。
｢…もう飲み切っちゃった｣
私が飲むのが早いのか、ゆめまるが話してるのが長いのかわからない…が、気がついたらジョッキは空になっていた。
｢…すみません｣
｢は、はい！｣
｢生ビール、追加で｣
｢かしこまりました！｣
別に怖い声を出したつもりは無いのに、店員の子は驚きながら、びくびくして厨房の方へ戻っていった。
｢A、いつもより飲むペース早くない？｣
｢そんなことないし…｣
…
今日はAをいい居酒屋に連れてきた。後輩がアルバイトをしていたので、つい話し込んでしまった。
Aは、聞いていないふりをしているようだった。追加のビールを頼む声も少し怒っているように聞こえた。
ちなみに、今もう4杯目が終わろうとしている。
｢ゆーめーまーるぅ……｣
｢何ー？ちょっと飲みすぎちゃったかもね｣
｢そんなことないもん、ふつうだもん〜…｣
今までにもAと飲んだことはあったが、ここまで酔うほど彼女がお酒を飲んでいたことはほぼない。1度だけ、嬉しくなって飲みすぎていた事があったが…今回はそういう訳ではなさそうだ。
｢A、そろそろ帰るよ｣
｢うん〜…｣
思ったよりもすんなり動いてくれた。でもやはり少し怒っているようだ。
俺は会計を済ませて、外へ出て、足取りのおぼつかないAをおぶった。
｢おもくなぁい…？｣
｢全然？｣
しばらく歩いていると、背中から少し泣きそうな声がした。
｢ゆめまるはさぁ、明るくて、可愛い…あの店員さんみたいな子が好きなの…？｣
ああ、やっぱそれで怒り気味だったのか。
｢あの子はただの後輩。俺が好きなのはAだよ｣
｢えへへ…ふふ、ありがとう。ゆめまるだいすき｣
安心して笑う、Aの顔が見えた。
隠し味はあなたへの思い[Fischer's ンダホ]→←あなたの好きなところ[東海 としみつ]-月夜さんリク
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ねぎしお(プロフ) - zawa-minaさん» いつもリクエストありがとうございます！了解しました。遅くなってしまうとは思いますが、それまで少々お待ちいただければ幸いです (2018年3月7日 0時) (
レス) id: 78c68bbdf5 (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - 自分の気持ちに気づく｡夢主と付き合う｡みたいなのお願いします！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - ありがとうございました！またリクなんですが､彼女ありのざわくんが夢主に惚気話をしてざわくんのことが好きだった夢主は勢いで告白してしまう｡慌てて謝るがざわくんはその事で頭がいっぱいになりりょうくんに相談｡本当に好きなのは彼女なのか質問され (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎしお(プロフ) - 月夜さん» いつも本当にありがとうございます〜！了解しました！ (2018年2月24日 23時) (レス) id: 13b3492284 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 面白かったです！またとしみつでとしみつには彼女がいるけど、夢主を好きになってしまい彼女と揉めながらも別れて夢主にアピールして付き合うようになゆお話お願いします。夢主は一般人で大人っぽい清楚系で。としみつに彼女がいることを知らない設定でお願いします。 (2018年2月19日 23時) (レス) id: 8724e14dbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎしお | 作成日時：2018年1月2日 19時
