小さくても…[東海 虫眼鏡]-みことさんリク ページ14
今日は休みだったので、虫さんに名古屋に連れてきてもらった。家族連れや、友達同士、カップル…多くの人で溢れかえっている。
｢たくさん買っちゃった〜。楽しかったぁ…ごめんね、長い時間付き合わせちゃって…｣
｢大丈夫だよ｣
普段の虫さんだったら、特に用事がない限り、名古屋行くのなんて面倒だから！って言いそうなのに…。今日は虫さんから、名古屋連れてってあげると言われた。
でも、何だか少し不満げだ。大丈夫、とは言ってたけど、やっぱり長時間買い物に付き合わされるの、嫌だったのかな…それとも、名古屋無理やり来てくれたとか…？
｢あのー…虫眼鏡さん…？｣
｢何？｣
｢なんか怒ってる？｣
｢別に？｣
｢ほんと…？｣
｢本当だって｣
｢ならいいけど…何だか不満そうだったから｣
そう言うと、虫さんは私の足元をちらりと見てから口を開いた。
｢Aって身長どんくらい？｣
｢165…くらい？｣
｢僕よりも背が高いという自覚はありますか？｣
｢あるよ｣
｢じゃあなぜヒールを履くんだ！｣
ビシッという効果音が聞こえそうなくらいの勢いで、彼は私の靴を指さした。不満げだったのは、そのせいなのか。
｢え〜…履いたっていいじゃん｣
｢僕も決してダメとは言わん！でも、ただでさえ僕の方が小さいのに、ヒール履かれたら余計Aの方が背が高く見えるから、男としての威厳というか…その…保たれないんだー！｣
｢そんなこと気にしてたの？虫さん可愛い〜｣
｢可愛いって言うなー！｣
こつっと、頭を小突かれた。届かないのか、頑張って背伸びをしている。可愛いって言いたくなっちゃうじゃん。
｢えー、でも私せっかく今日虫さんとデートするんだからお洒落していこう！と思ってこれ履いたんだけどなぁ…｣
｢まあでも似合ってるし…可愛いから、別に2度と履いてくんなとは言わん…まあ、別に履いてきてもいいし｣
｢ふふ、ありがとう｣
今も実は、荷物重いでしょ、と半分くらい持ってくれている。
自分は口が悪いってよく言ってるけど、本当はすごく優しい。こんな所に惹かれるのかもしれない。
｢虫さんは何も買わなくていいの？｣
｢んー…僕も少し服見たい｣
｢いーよ！行こ行こ〜…わっ、と｣
久しぶりにヒールを履いたため、よろけてしまった。虫さんはさっと腕を差し出して、私を支えてくれた。
｢大丈夫？｣
｢うん、今の虫さんかっこよかった｣
｢僕だって男なんだから、これくらいできるし｣
私の好きな人は、ちっちゃいけど格好よくて優しい。
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ねぎしお(プロフ) - zawa-minaさん» いつもリクエストありがとうございます！了解しました。遅くなってしまうとは思いますが、それまで少々お待ちいただければ幸いです (2018年3月7日 0時) (
レス) id: 78c68bbdf5 (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - 自分の気持ちに気づく｡夢主と付き合う｡みたいなのお願いします！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - ありがとうございました！またリクなんですが､彼女ありのざわくんが夢主に惚気話をしてざわくんのことが好きだった夢主は勢いで告白してしまう｡慌てて謝るがざわくんはその事で頭がいっぱいになりりょうくんに相談｡本当に好きなのは彼女なのか質問され (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎしお(プロフ) - 月夜さん» いつも本当にありがとうございます〜！了解しました！ (2018年2月24日 23時) (レス) id: 13b3492284 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 面白かったです！またとしみつでとしみつには彼女がいるけど、夢主を好きになってしまい彼女と揉めながらも別れて夢主にアピールして付き合うようになゆお話お願いします。夢主は一般人で大人っぽい清楚系で。としみつに彼女がいることを知らない設定でお願いします。 (2018年2月19日 23時) (レス) id: 8724e14dbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎしお | 作成日時：2018年1月2日 19時
