なぁ、教えろよ[マサイ シルクロード]-葵衣さんリク ページ12
「よし!来た!いけ!!」
「くっ…負けん!」
今日はAが新しく買ったという格闘ゲームで遊んでいる。ちなみにシルクもいるが、彼は横で編集中だ。
「え!あ!嘘でしょ…負けた…」
「うぇーい」
最後にあんなのずるいよ〜と、笑いながらこちらを見るA。無邪気な笑顔が可愛らしい。
「A、ここおいで」
「ん?なぁに、マサイ」
手招きすると、胡座をかいた俺の上に座った。
こいつ、何にも警戒してない。きょとんとした様子で俺の方を見ている。シルクが一瞬こちらを見た…というか睨んだが、気にしない。
「Aは可愛いな」
「どこが?意味わかんないよ」
「そうやって笑う顔とか…」
彼女の頬にそっと手を這わせ、親指と人差し指で顎を持ち上げた。いわゆる顎クイ。Aの顔は一瞬で赤くなった。
「そうやってすぐ照れちゃうところだよ」
「ま、マサイ、顔近い…恥ずかしいってば…」
「いいじゃん、別に」
「ニヤニヤしないでよ…」
すると突然シルクがパソコンを閉じて立ち上がった。かなり怒り気味であることが、その雰囲気からなんとなく伝わってくる。
「ああ、シルク、編集終わったの?」
「まあな。てか、Aこっち来い」
「え、今度は何…」
シルクがAの腕をぐいっと引っ張って、後ろから抱きしめた。俺の邪魔をするなよ、と少しいら立ちを覚える。
「なぁ、お前どんだけ俺のこと嫉妬させてんの」
「へっ?そ、そんなつもりじゃ…」
「はぁ?あんな照れた顔してんの見たら、嫉妬するに決まってんだろ」
「わ、わざとじゃないし……あ、あと!耳元で言うの、なんかくすぐったくてやだ…」
「やだっていう割には顔真っ赤じゃん。本当は嬉しいんだろ?」
「違うしっ…」
Aの顔が益々赤くなる。何だかシルクに見せつけられているような気がして、いらいらする。そんな俺の様子を見て、シルクはニヤっと笑いながら、今度はAを壁の方に追いやった。
「なあA、俺とマサイ、どっちが好きなんだかハッキリしろよ。ま、俺が好きなんだろ?」
Aは、今までに見たことないくらい照れて、慌てている。俺だって、負けるわけにはいかない。
「シルクじゃなくて、俺にしろよ。Aの口から、好きって聞きたいなぁ…」
「え、えっと…」
やっぱり可愛い。こんな反応されたら、さらにいじめたくなるに決まってる。
「言わないとお仕置きな。」
「ちゃんと言えたらたっぷりご褒美してあげる」
モトキと片思いさん→←いじわる。[へきトラ カワグチジン]-りせさんリク
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ねぎしお(プロフ) - zawa-minaさん» いつもリクエストありがとうございます!了解しました。遅くなってしまうとは思いますが、それまで少々お待ちいただければ幸いです (2018年3月7日 0時) (レス) id: 78c68bbdf5 (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - 自分の気持ちに気づく。夢主と付き合う。みたいなのお願いします! (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
zawa-mina(プロフ) - ありがとうございました!またリクなんですが、彼女ありのざわくんが夢主に惚気話をしてざわくんのことが好きだった夢主は勢いで告白してしまう。慌てて謝るがざわくんはその事で頭がいっぱいになりりょうくんに相談。本当に好きなのは彼女なのか質問され (2018年3月4日 0時) (レス) id: 2d47d3844b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎしお(プロフ) - 月夜さん» いつも本当にありがとうございます〜!了解しました! (2018年2月24日 23時) (レス) id: 13b3492284 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 面白かったです!またとしみつでとしみつには彼女がいるけど、夢主を好きになってしまい彼女と揉めながらも別れて夢主にアピールして付き合うようになゆお話お願いします。夢主は一般人で大人っぽい清楚系で。としみつに彼女がいることを知らない設定でお願いします。 (2018年2月19日 23時) (レス) id: 8724e14dbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねぎしお | 作成日時:2018年1月2日 19時