カメラの向こうのあなたと

いじわる。[へきトラ カワグチジン]-りせさんリク ページ11

ジンくんは、いじわるだ。

｢…まほっちゃん｣
｢どうしたの、A｣
｢ジンくんがね、視聴者さんと遭遇したみたいで……ほら、なんかすっごい嬉しそうに写真撮っちゃってんの｣

なーに、嫉妬してんの〜？と笑いながら、ふーさんを撫でるみたいにして、私の頭を撫でてきた。

｢んー…｣
｢こんな可愛い彼女がいるのになぁ｣
｢…まほっちゃんってさぁ、何だかんだ言って優しいよね｣
｢何急にデレてんの｣
｢だってそうじゃん｣
｢ふーん…こんな可愛い子放ったらかしにされてるなら、俺貰っちゃおうかな｣

と、顔を近づけられたその瞬間、大好きな人の、少し怒った声がした。

｢A、ちょっとこっち来い｣
｢ジンくん…｣

無理やり手を引かれて、奥の部屋へと連れていかれる。そこに着くと、突然、押し倒された。

｢え、じ、ジンくん…？｣
｢お前さぁ、自分が誰のものかって分かってんの？｣
｢…ごめんなさい｣
｢謝って欲しいんじゃなくてさぁ、誰のものかって聞いてんの｣

いつも以上に鋭い目でじっと見られ、思わず恥ずかしくなって目をそらした。

｢…ジンくん、です｣
｢じゃあさ、他の奴の前で、あんな可愛い顔見せんなよ｣
｢はい…ごめんなさい｣

恐る恐るジンくんの顔を見上げると、ニヤっと笑っていた。

｢それにしても、視聴者さんと写真撮ってんの見て嫉妬しちゃうとか可愛いなぁ…｣
｢うるさいな…｣
｢お前にしかしないことしてあげるから、お前も俺だけに可愛い顔見せろよ、A｣

すると、ジンくんはさらに獣のような目付きになった。自然と頬が熱くなる。

｢俺に何されたいか、自分で言えよな｣

やっぱりジンくんはいじわるだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
難しいいいい…これ全然ドSになってないかもしれないです…
ごめんなさい…

へきトラあまり詳しくないので、色々調べながら書いてたら、へきほーが行方不明になってると知りました…何事もなく、帰ってきて欲しいです

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