熱 ページ1
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夜、櫻井が熱を出した。
今までも出ていたが、さっき急激に熱が上がったのだ。
寝ていた櫻井の呼吸が急におかしくなり、額に手を置いてみたら手に伝わってくる熱が尋常じゃなかった。
慌てて計ってみると、40.5℃の文字。
「大丈夫かよ…」
熱い額や首筋を、濡らしたタオルで拭き、冷蔵庫で見つけた冷却シートを貼り付ける。
ピクンと瞼が震え、起きてしまったかと思ったが、またすぐに苦しそうな寝顔に戻った。
…一度、起こしたほうがいいだろうか。
愛用の解熱剤などがあるなら、飲ませてやったほうが楽だろう。
少し気がひけるが、櫻井の肩をそっと揺すってみた。
「おい、櫻井…？起きれるか？」
「……ん、じゅん…？」
案外、すぐに目がさめる。
薄く開いた大きな瞳が熱でウルウルしていて、瞬きをした瞬間涙が零れ落ちた。
俺は、それを指で拭き取る。
「櫻井、熱高いんだけど…薬とかあるか？」
「…くすり…？」
まだ頭が覚醒していないらしく、舌足らずな口調で聞き返してきた。
「そ、薬。普段使ってるのとか、ない？」
「ある、けど…食後…」
「ああ、そっか…またお粥でいいなら、作るか？」
「…冷蔵庫の、ゼリー」
「それ食べる？分かった、持ってくるな」
急いでゼリーを取りに台所へ向かう。
冷蔵庫から取り出したゼリーはミカンが入ってるやつで、あの時のと同じだった。
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いちごぱんつ(プロフ) - 鞠さん» 更新できなくて申し訳ありませんでした！！また応援よろしくお願いします！！ (2016年8月12日 18時) (
レス) id: cf76ca5eaa (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんつ(プロフ) - あやかさん» ms os大好きとはうれしいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2016年8月12日 18時) (レス) id: cf76ca5eaa (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんつ(プロフ) - ミロさん» はじめまして！！ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！(^o^) (2016年8月12日 18時) (レス) id: cf76ca5eaa (このIDを非表示/違反報告)
鞠(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにしておりました。しばらく更新がなくどうしたものかと心配していたのですが復活という事で本当に安心しました(;_;)これからも素敵なお話楽しみにしてます！ (2016年8月12日 3時) (レス) id: 29db723076 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - はじめまして。ずっと待っていたので戻ってくださって凄くうれしい！MSもOSも大好物なので全作品愛読させていただいてました。完全復活バンザイです！これからまた楽しみが増えました！いちごぱんつさんのペースでかまわないので更新続けていただけるとうれしいです。 (2016年8月12日 3時) (レス) id: a16a47dad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱんつ
| 作成日時：2015年4月5日 8時
