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「いやぁ〜 食べた食べた。伊黒も将来好きな子が出来たら好きなだけ食べさせなよ。」


「好きな奴なんて出来るわけないだろ」


ハハッと笑いながら帰路につく。

片手には日傘を、もう片手には大事な団子を。

伊黒は両手に買い物袋を持って。









話しながら歩いていると後ろから女の人の悲鳴?が聞こえてきた。


『やめて!その子を連れてかないで!』


そんな声がしたのと同時に人混みの中から大きな男が小さな幼児を抱えて出てきた。


『その男人攫いです!誰か捕まえて!』



男が走ってきた方向には倒れている女の人が。
その男はちっ、と舌打ちをして路地に入り込む。



「伊黒! これ持ってて!」


私は持っていた団子を伊黒に託して日傘を放り投げてその男を追いかける。

「おい!」

幼児を抱えていた男には心当たりがあった。

最近この近くで人攫いが出ていて何人かの子供が連れ去られそうになった、という情報を村田から聞いていた。



伊黒もいちよ珍しい見た目をしているので狙われるんじゃないかと話していた事だ。



その人攫いは大男でガタイがいいというらしい。


それこそ今幼児を抱えていた男のことだ。



男が逃げ込んだ路地にはいり追いかけると、大男を見つけた。
抱えられている幼児は助けてと言いながら泣いている。


「その子を連れて行かないで」



男に向かって言うが、男はポケットから刃物を取り出して私に向けてきやがった。


「うるせぇ!こちとら仕事でやってんだ邪魔んすんな! と、お前……その髪の色、珍しい赤毛だなぁ」


「おい女。てめぇこのガキ殺されたくなかったらお前俺とついてこい。」



「やだね。あんた達なに?珍しい奴を狙って誘拐でもしてる組織なの?」



「そんな所だよ……残念だがな…ここで終わりだぁ!」



男が刃物を持って突進して来たが、かわして男の後ろに回り込むのと同時に幼児を腕から奪って、男の大切なところに蹴りを入れる。

男は1発で倒れ込んだ。

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マロン栗(プロフ) - オオオオオ\\└( 'ω')┘//オオオオオ (2020年1月26日 17時) (レス) id: b90ff1ebef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マロン栗 | 作成日時:2019年9月14日 17時

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