私の継子【伊黒小芭内】 (ページ29)

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もう昼過ぎか。

任務も終わったし屋敷に帰るか。

代わりに任務をやってから数時間。全て終わったので屋敷に帰る。
伊黒は大丈夫かな熱があがってなきゃいいんだけど。

足を速めて。急いで屋敷に帰った。

「ただいまー……」

玄関から伊黒の部屋へと向かう。

廊下を忍び足で歩いて、伊黒の部屋のふすまを開けると、伊黒が苦しそうにしていた。

「伊黒?!」

急いで傍に駆け寄る。
伊黒のおでこに手を乗せると少し熱くなっている。寝ているみたいでうなされているのか。

伊黒は汗だくで何かボソボソと呟いている。

「伊黒！しっかりして！」

伊黒の汗を拭きながら声をかける。

それから、10分後。

「「伊黒！」」

「！」

伊黒が目を覚ましてガバッと起き上がる。

胸をなでおろして、ほっと一息つく。

大丈夫か、と伊黒に聞いてみる。
伊黒の顔は朝よりかはだいぶスッキリしていた

試しに体温計で計ったら熱は引いていたが、もう昼過ぎ。
このまま寝かしつける。

任務は代わりにやっといたと言い残して伊黒の部屋を出た。

「疲れたぁ……」

日当たりが1番良い縁側の場所に座り込んで壁によっかかる。

いつもより疲れた感じがする。
伊黒の分も合わせて二人分の任務をやったので疲れもその分増えているのか。

丁度良いくらいの温度。
日向は暖かくて心地良い。

ひなたぼっこをしていると疲れのせいか瞼が段々と重くなってくる。

今は昼過ぎだ。夕方までは時間がある。

柱だろうが私も人間。睡魔には勝てない。

ほんの少しだけ、ほんのちょっと、

そう思ってを私は眠りについた。

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