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　夢　の　中　、　病　院　 ページ25

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「…ここは?」

真っ白ふかふかなところ。

何もないところ。

『…あーあ、まだ死なないでよー』

『僕の分まで、生きろよー笑』

『君以上に生きたくても生きれない奴がいるんだってこと』

『…まさか忘れてないよね?』

「誰、あなた」

『…まあまあまあ。とにかくあんな奴等に負けんな!』

『君は君らしく、生きていけばいい』

『さ、また前みたいに生きてきて!』

『楽しむんだよ、何事にも〜!!元気でねーっ!!』




*
*



「…っ、!」

藤井「…Aちゃん?」

小瀧「A…っ」

「…此処は?」

金内「病院、やで」

「‥夢、か」

金内「なあ、何があったん?」

「ごめん、お兄ちゃん。一旦外出て」

金内「うん…?」


お兄ちゃんが病室を出た。


「あん、な。…私、井上くんを筆頭にいじめられてた」

「告げ口とか相談したらAの大事なもん、壊されちゃうねん」

「やから、お兄ちゃんには何も言ったらあかん。分かった?」

「お兄ちゃんやったら、井上くんにすぐやられちゃいそうやからな…笑」

「…のんと、流星くんなら…強、いやろ…?」

「Aのこと…、助けて…くれた、し…」


「ありが、と…」



藤井「…Aちゃん。」

小瀧「せやな。俺も流星も、とーまより強いからな」

小瀧「じゃあこれは絶対、誰にも内緒やな?」

「絶対、やで?」

藤井「…おん、わかった」



Aはええ子過ぎるんやな。

やから、きっと。嫉まれることも多いんやろうな。









*

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