不思議なシチュエーション ページ43
ことの経緯は謎でしかなかった。
私はあの流れで何故か
半ば強制的に連れて行かれた
カフェにて面識のほとんどないミンギュ君と顔を見合わせていた。
ミンギュ君はなんだか犬のような人だなー…と
「俺、アメリカーノ世界で一番好きなんだよね」
聞いてもいないことをベラベラ喋りながらニコニコ笑う彼をみて思った。
なんだろう大型犬。
凄く大型犬。
尻尾があれば常にフリフリと振り続けてる姿がありありと浮かんでしまいちょっと笑えた。
そんなことを呑気に思ってると
「こんなこと聞くのアレだけどさ」
ミンギュ君は気まずそうに切り出した。
「…さっきさ、どうして泣いてたの？」
綺麗な二重の瞳が私をまっすぐ射抜く。
答えたくはない…そう思った。
でも、ミンギュ君なら言ってしまっても良いような気がした。
どうせ終わった恋なんだ、そんな投げやりな気持ちもあったのかも知れない。
「ジョングクとね…」
私がその名前を出すと、
ミンギュ君は意外そうに私を見た。
「…なに？」
「いや、素直に言ってくれるって思ってなかったから」
「……」
「あ、ごめん！続けて続けて！」
どうぞどうぞと促す彼に、私はゆっくりと口を開く。
「うまく行かないんだよね、最近特に」
「うんうん」
「さっきも一方的に私がキレちゃって…」
「……」
ミンギュ君はアメリカーノをゴクリと一口飲む。
カップをソーサーに置く時、ガチャリと派手な音を立てて彼は苦笑いをした。
「あのさ…」
「ん？」
「これは俺の勘ね、間違ってたらごめん」
ミンギュ君の言わんとしてる事がわからなくて、私ははてなマークを浮かべる。
「Aちゃんはグガのこと好きでしょ？」
迷いなく言い切った彼の言葉に私はピタリと動きを止める。
わかり易く動かない私にミンギュ君はにやりと微笑んだ。
「図星…かな？笑」
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あ(プロフ) - これ続き消しましたか？ (2020年8月4日 2時) (
レス) id: 3dd0ee7796 (このIDを非表示/違反報告)
zin(プロフ) - 上手くいかない、もどかしい、哀しい、辛い……。本当に切ないです。でも お話に出てくる子達が主人公をはじめ、みんなイイ子で魅力的です。ミンギュ君 テヒョン君、ナイスです！やっぱり私は胸が痛くなるけど 切ないお話が大好きみたいです^^ 更新楽しみにしています。 (2017年11月4日 1時) (レス) id: f535f69715 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - ミンギュ出てきた！ちょー嬉しい！！テテの「月が綺麗ですね」って言うのに凄くキュンキュンした！でもそれに「それ言われたら、死んでもいいって返すんだよね。」って言った主人公に一瞬、戸惑ったわww作者さいこーww (2017年11月3日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - オトコトモダチが1番大好きで更新されるの楽しみにしてます！ (2017年11月3日 6時) (レス) id: 4dbcce6e2c (このIDを非表示/違反報告)
マル - ヤバイです！めちゃくちゃキュンキュンします！2人の関係性が羨ましすぎで夜中にキュンキュンしてしまいました(^_^)更新楽しみにしてます！ (2017年10月28日 2時) (レス) id: 9861427ca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆乳 | 作成日時：2017年7月2日 20時
