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*77 おはよう ページ30

「イルミー、ご飯冷めちゃうよ!」

私は近くにいたイルミの体を揺さぶったり、艶々なイルミの頰っぺをつねったりした。


「イルミ全然起きない...」

私はさらに頰っぺをつねる。

っていうか改めて見るとイルミの顔って
ほんっとに人形みたいだなぁ〜...


イルミの顔を近くで見ようと更に近づき、顔をぺたぺたと触る。

「ん.........」

イルミはようやく起きたのか少しずつ目が開いていく。

「もう朝か......って...え?」

イルミは十秒ほど私を見つめたあと、
目を開き、すごい速さで起き上がった。

「A、なんでいるの?」

「え?お母さんに起こしてきてって頼まれてね〜」

「なるほど......じゃあ至近距離にいたのはなんでなの?」

ん?あれ?なんかイルミ怒ってる...のかな?
いつも以上に声が冷たいような気が...


「えーっと、なんかイルミの顔って人形みたいだなぁ...と思って」

「なにそれ ... こっちは心臓止まるかと思ったのに」

イルミは少し怒ったような口調でそう言った。


「えっ、そんなに!?申し訳ない...」

たしかに朝起きて人の顔が目の前にあったら
誰でも驚くかぁ...



「.....ん......なに?やけに騒がしい......」

横を見るとカルトちゃんが頭を抑えながら起き上がっていた。

「あ、おはよ〜カルトちゃん」

「どうかしたの?なんかあったみたいだけど」

「いやぁ、実はイルミの顔触ってたら
イルミが起きて...」

「は?A...一体イルミ兄さんになにしようとしてたの?変態なの?」

カルトちゃんの冷たい視線が刺さる。

「誤解だよ!私は純粋にイルミの顔が綺麗だなぁって」

「なるほど、無自覚な変態ね...
イルミ兄さん、行こう。こんな変態は置いて」

二人はそそくさと部屋を出ていってしまった。

「カルトちゃん!変態じゃないから!変態っていうのはヒソカさんみたいな感じの人のことだから!」

私の声は虚しく部屋に響き渡る
あれ?そういえば前にもこんなことあったような...


* * * * * * *






「あっ、この漫画最新刊出てるんだ〜」


朝ご飯を食べ終わった私はリビングで
スマホを弄っていた。

「よし!特にやることないし本屋さん行ってくるかな」

私は財布を持ち、ソファーから立ち上がった

「行ってきまーす!!」

「あら、出かけるの?」

「どこ行くの?」

カルトちゃんがドアから顔を出していた。

*78 俗に言うデートっていうやつ→←*76 真面目な考え事



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設定タグ:HUNTER×HUNTER , 美少女 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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みな - 最高です、更新たのしみにしてます!! (2020年11月28日 13時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 続編おめでとうございます!この小説とっても面白いです!早く続きが気になります! (2018年5月24日 7時) (レス) id: 7982c0411c (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜レモン - 茶兎さん» ありがとうございます! (2018年5月14日 22時) (レス) id: 68b9bef38a (このIDを非表示/違反報告)
茶兎(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい! (2018年3月31日 7時) (レス) id: 5046266b34 (このIDを非表示/違反報告)
水野ミドリ(プロフ) - 蜂蜜レモンさん» おKです!むしろ大歓迎です!待ってます! (2017年9月17日 23時) (レス) id: 7371dfda5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蜂蜜レモン | 作成日時:2017年1月12日 16時

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