【ONE PIECE】赤髪の女 (ページ6)

今日:2 hit、昨日:45 hit、合計:1,582,887 hit

0-5. ページ6

1週間後、シャンクスは海に出た

まあ少ししたらすぐ戻ってくるのはわかっているのだが…

「A」

「お母さん、どうしたの？」

お母さんは何やら難しい顔をしていた

「世界政府のお役人が、あなたに用があるって…

何かしたの？」

特に思い当たる節もない。

悪魔の実を食べたことが罪なら、そのことかもしれないが、それは罪ではない。

「わかん…ない」

「そう、とりあえず家に行きましょう？」

そうして家に向かうと、体がごつい人がいた

「Aちゃん、だな」

「…はい」

「CPに入る気はないか？」

CPことサイファーポールは、政府の諜報機関

詳しくは知らないが、裏で活躍している集団らしい

「今はCP-9という新しい殺しを許された集団を作ろうと思ってな。

Aちゃん、君は数奇の運命を辿っている

海賊王ゴールド・ロジャーの死んだ日に生まれたとはな…」

もし、この話にのってしまったら、私は2度とシャンクスたちとは会えなくなる…

どうすれば、いいのだろう…

「君がこの話にのるにしろ、のらないにしろ、君の母親は殺される運命にあるけどな」

世界政府の役人の一言に私は怒りを覚えた

「殺しを許された政府の機関があると世に知られれば、政府の信用はなくなる

CP-9は秘密の裏機関、この話を聞いている君のお母さんには死んでもらわなければ困る」

そんな勝手な言い訳、通じるはずがない

黙ってお母さんの方を向くと、顔を真っ青にさせて私を見ていた

そして、笑顔で口を開いた

「Aの好きな道を選びなさい」

その瞬間、お母さんは役人に撃たれた

「！お母さん！！お母さんｯ！！！」

絶対に許さない、コイツらだけは許せない

私は強く思った

「お母さんを、返せよｯ！！！！」

その瞬間、相手は倒れた

というか、気絶した

私にはわけがわからず…

お母さんの息はすでに止まっており、泣き崩れた

いつの間にか、私は気を失っていた