【ONE PIECE】赤髪の女 (ページ30)

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1-7. ページ30

「あの光を見て

島の灯台が"導きの灯"」

ナミちゃんはそう言った

グランドラインの入口

「おれはオールブルーを見つけるために」

「おれは海賊王！！！」

「おれァ大剣豪に」

「私は世界地図を書くため！」

「お…お…俺は勇敢なる海の戦士になるために！！」

そう言ってみんな樽に足を乗せている

ルフィはこっちを向いてきた

「Aも早くやれよ！」

それに続いてゾロとサンジも私に声をかける

「早くしろよ」

「Aちゅあ～ん、早く～」

私は意を決してその樽に足をのせた

「…世界政府を滅ぼすため」

みんなは顔を真っ青にさせた

その中でもひとり、ルフィは笑っている

「シシシッAは変わんねえな！

よし、行くぞ！偉大なる航路(グランドライン)！」

これはカームベルトに出る前の会話

そしてグランドラインに入ると早々その夢はみんなどうでもよくなった

なぜなら…

「山があるなんて聞いてない！」

「違う！！あれはクジラだよ！！」

そしてそのまま、私たちはクジラに飲み込まれた

目を覚ますとそこは…

「え？私たちクジラに飲み込まれたはずじゃ…」

「ここは胃の中さ、Aちゃん」

クジラの胃の中に入ってしまったのだ

そして私たちの前には家のような船のようなものが浮かんでいる

でてきたのは1人のおとこの人

「……うっ…」

「Aちゃんん！？」

少しだけ、声が聞こえた

シャンクスの声が聞こえた、あのおじさんから

そして、頭痛が襲いかかって、もう無理だと思った

.

次に意識を取り戻したのは、クジラの外にでてからだった

「大丈夫か？」

「あ、はい」

さっきの
おじさんだ。

「ワシを見て倒れたとは…ふむ

お主がローズ・D・Aで間違いないか？」

「え」

なぜ知っているんだろうと疑問に思った

でもすぐわかった

この人、シャンクスの言ってた船医の人だ