【ONE PIECE】赤髪の女 (ページ18)

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エースくんをこっそり追いかけよう大作戦…なんてルフィは言いながら山を登っては下っているけれど、きっとあの子は私たちのことに気づいている

だってチラチラこちらを見てくるから

「疲れたなあ」

いきなりルフィは言い出した

心の中でお前が着いていくって言い出したんだろなんて思ったが、声には出せなかった

だって、ルフィはすごい笑顔だったから

「すげえな、あいつ。

こんなとこ往復してたら強くなれそうだ」

無邪気なやつ

そう思ったのははじめてではないが、ふと思った

少しして、段々と臭みが増してきた

ここが世に言うゴミ山

ふと目をやると、エースくんともう一人男の子がいた

「ルフィ！追いついた！！……って、あれ？」

そこにはルフィがいなかった

後ろにいたはずのルフィ

いつ、どこでいなくなったのかもわからない

「ルフィ！！どこ！」

咄嗟に戻ろうとすると誰かに腕を掴まれた

「おい、待て」

それは、エースくんだ

「お前、よくここまで来れたな

何しに来た」

「私は少しだけだけど海賊船に乗ってたの！

これくらい何とでもないわ！！

その手を離して、ルフィを探しに行かなきゃ！」

腕を振り放すも、今度は片方の手を掴まれる

「よ、俺はサボ

なあ、海賊船にのっていたってどういうことだ？」

「いいから離して！！

私はシャンクスとの約束があるの！

ルフィ一人も守れないようじゃ、強くなれない！！」

そう言ってサボくんの手を振り払い、ルフィを探しにまた山に戻った

ルフィを見つけたのはその3日後。

狼に襲われているところを私が救い出したのだ