じゃあな ページ4
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「潤くん、帰ろーぜ」
「おう」
終礼終わりのチャイムとほぼ同時にクラスに来てくれたニノに少し感動したけど、そんなことは言えるはずもなくぶっきらぼうに返事をする。
「偉いね、最後までいたんじゃん」
「ああ、いやなんか…」
櫻井見てたら終わってた。
なんて、勿論黙っておく。
「この調子で、ヤンキーやめちゃったらどうよ？」
「まだ初日いただけじゃん…」
まあそうだけど、明日から来ないとかダメだからね
と、真剣に言ってくれる彼はやはり唯一の俺の友達だ。
こいつに愛想尽かされないためにも、最初の一週間くらいはちゃんと学校に行ってやろうと思う。
授業に出るかはその時の俺次第だけど。
そんなことを話しているうちに玄関に着き、下駄箱でクラスの違うニノとは一旦離れる。
出席番号が変わりまだ慣れない自分のロッカーを探すのに少々手間取っていると、後から大きな笑い声が聞こえた。
舌打ちしそうになるのをこらえそいつらにガンを飛ばす。
そしてすぐに視線を逸らした。
何故かって？
デカイ声で笑っていたのは相葉とか言う奴。
案の定その隣には、櫻井がいたからだ。
…って、別に目そらす必要ないだろう。
恋する乙女かよ俺は！
一つ溜息をつき、さっさと靴を履いてこの場を立ち去ろうとする。
「あ、じゃあな松本！」
その時、風のように爽やかな声。
思わず振り向くと、櫻井がふわりと微笑んでいた。
「……じゃあな」
挨拶を返した自分に驚き、俺は早足で玄関を出た。
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おパンツマン(プロフ) - 晴一さん» ありがとうございます！２人の絶妙な距離感を感じ取ってもらえてうれしいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2015年4月5日 21時) (
レス) id: d7682a8cba (このIDを非表示/違反報告)
晴一(プロフ) - 初めまして晴一と申します(○´∀｀)トラウマを抱えた潤くんの優しさと前に進ませたい翔くん・・少しずつ縮まってく距離が丁寧に描かれててステキです･(つд`｡)･｡E.Tって・・（笑 (2015年4月5日 21時) (レス) id: 5dc01be9b4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんつ(プロフ) - arashisho2000さん» ありがとうございます！！初コメントすごく嬉しいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合いください！ (2015年4月4日 16時) (レス) id: 809e8ec63c (このIDを非表示/違反報告)
arashisho2000(プロフ) - この小説面白いです(*´ω｀*)これからもがんばってください (2015年4月4日 14時) (レス) id: 45272fac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱんつ
| 作成日時：2015年3月31日 19時
