感謝 ページ29
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「なんで…だろね？」
櫻井は、困ったように笑った。
「最初はなんかさ、ただ気になったの。そしたら、保健室で寝てたら松潤が来て、話して…あ、いい奴なんだなって、思った。」
いい奴、か。
初めて言われたかも。
「サッカーの選手決めの時、辛そうな顔してたから、雅紀伝いでニノになんか知ってるか聞いてみたら、色々教えてくれて…
生田斗真って、聞き覚えあったから必死で調べて…
今日、松本に言わなきゃって、気が付いたらいつの間にか松本の手引っつかんでた。」
俺は、櫻井が話し終わるまで、ただ黙ってそれを聞いていた。
櫻井は話し終わると、少し気まずそうに笑う。
「…んだよ、それ。」
そんなの、俺はどう受け取ればいいんだよ。
「…嫌だったなら、もう俺からは話しかけない。それじゃダメか？」
だから、なんでそんな泣きそうな顔でそんな事言うんだよ。
櫻井って…
「重てぇよ、…なんか。」
俺と、違い過ぎんだよ。
「ん…ごめん。」
櫻井が、軽く俯く。
ああ、これ、泣くんじゃねえか？
俺は、泣かせに来たんじゃないだろう。
「ったく…ちげぇよ」
「え…？」
「今から言いたいこと言うから、ちゃんと聞けバーカ」
そこからは、自然だった。
気づいたら、口が勝手に動いていた。
俺の、本当に言いたかったこと。
「ありがとう、またサッカーできて良かった。」
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おパンツマン(プロフ) - 晴一さん» ありがとうございます！２人の絶妙な距離感を感じ取ってもらえてうれしいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2015年4月5日 21時) (
レス) id: d7682a8cba (このIDを非表示/違反報告)
晴一(プロフ) - 初めまして晴一と申します(○´∀｀)トラウマを抱えた潤くんの優しさと前に進ませたい翔くん・・少しずつ縮まってく距離が丁寧に描かれててステキです･(つд`｡)･｡E.Tって・・（笑 (2015年4月5日 21時) (レス) id: 5dc01be9b4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんつ(プロフ) - arashisho2000さん» ありがとうございます！！初コメントすごく嬉しいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合いください！ (2015年4月4日 16時) (レス) id: 809e8ec63c (このIDを非表示/違反報告)
arashisho2000(プロフ) - この小説面白いです(*´ω｀*)これからもがんばってください (2015年4月4日 14時) (レス) id: 45272fac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱんつ
| 作成日時：2015年3月31日 19時
