生田 ページ20
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連れて来られたのは、体育館の裏だった。
確かにこの時間、ここは誰も通らないだろう。
「松本が言った通り、ニノから全部聞いた」
ようやく手を離した櫻井は、再び真っ直ぐな目で俺に向き合った。
「松本は…ほんとは、今もサッカーが好きなんだな」
そう言って笑う櫻井は、嬉しそうだった。
「好きじゃねぇよ」
「ウソ、バレバレ。松本、さっきサッカー見てる時、ボールから目離さなかった」
「そんなの…たまたまだ」
櫻井は、俺が何と言おうと変わらず嬉しそうに微笑んでいる。
まるで、全てを見透しているようだった。
「たしかに、すげぇ苦しい思い出だと思うし、思い出したくないのも頷けるんだけどさ、でもさ…好きなこと忘れようとする方がもっと辛いじゃん」
櫻井の一言一言が、俺の心に澄み渡る。
「うるせぇよ…」
「お前がサッカーを辞めたからって、親友との関係はなにも解決しないぞ」
「うるせぇって…お前に何が分かるんだよ！？斗真は…ッ」
分かってる。
分かってんだよ、そんなことは。
こんなことしてたって…斗真は帰ってこないことくらい。
「西高校の、生田斗真」
「…ッ！？」
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おパンツマン(プロフ) - 晴一さん» ありがとうございます！２人の絶妙な距離感を感じ取ってもらえてうれしいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2015年4月5日 21時) (
レス) id: d7682a8cba (このIDを非表示/違反報告)
晴一(プロフ) - 初めまして晴一と申します(○´∀｀)トラウマを抱えた潤くんの優しさと前に進ませたい翔くん・・少しずつ縮まってく距離が丁寧に描かれててステキです･(つд`｡)･｡E.Tって・・（笑 (2015年4月5日 21時) (レス) id: 5dc01be9b4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱんつ(プロフ) - arashisho2000さん» ありがとうございます！！初コメントすごく嬉しいです！（＾ω＾）ぜひ最後までお付き合いください！ (2015年4月4日 16時) (レス) id: 809e8ec63c (このIDを非表示/違反報告)
arashisho2000(プロフ) - この小説面白いです(*´ω｀*)これからもがんばってください (2015年4月4日 14時) (レス) id: 45272fac90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごぱんつ
| 作成日時：2015年3月31日 19時
