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伍拾弐 ページ8

伊黒side







鬼「キキキキッ、かかったなぁ
さぁて、死ぬ前に起きてこれるかなぁ?」



少し遅れてAの所へ行くと
血鬼術によって倒れようとしていた



『っは!おい!A!』


鬼「キキキッ、もう一人いたのかぁ
嬉しいなぁ二人とも柱だ
これでまた俺は十二鬼月へ戻れるキキキキッ」



血鬼術 (( 蛇の呼吸 肆ノ型 頸蛇双生



鬼「ガッ
な、んだ…避けたはず…!!」


なにかゴタゴタ言っていたがすぐに塵となって消えた


『ふん

おいA、大丈夫か、起きろ!』


ったく、こんな雑魚に負けるなど影柱も落ちたものだ
完全に油断していたな



小「ん、…あれ、鬼…」


『俺が斬った』


小「小芭っ…伊黒さん!ごめんなさい、油断していました」


『え、あ、いや…どうした
…何かあったのか』


小「い、いえ…なんでもないです、ごめんなさい、私帰りますね」


そう言ってヘラッと笑うと走って消えていってしまった


なんだ、眠ってる間になにがあったんだ
あいつはあんなやつじゃなかった
それになぜ敬語だったのか
そもそもいつも小芭内と呼ぶのになぜ突然伊黒さんと呼んだのか


『……わからない』



ただ一つ分かるのは変わったということ





俺があいつのために動くのは癪に障るが致し方ない
胡蝶に聞いてみるとするか









胡「Aさんが変わった?」


『あぁそうだ』


胡「珍しいですね、伊黒さんが甘露寺さんのこと以外でここを訪れるなんて」


『余計な事を喋るな
なぜあいつが変わったのかとっとと答えろ』


胡「そうですねー
昔のことでも思い出したのではないでしょうか
まぁご本人に伺った訳では無いので確証はありませんが」


『やはりそんなところか
何か聞いたらすぐ俺に伝えろ』


胡「伊黒さんが直接聞けばいいのでは?」


『俺が聞いても答えてくれないだろう
実際に逃げるように帰ったんだからな』


胡「まぁそれもそうですね」


『不死川や宇髄には黙っておこう
あいつらはAのことになると特にうるさいからな』


胡「それは同感です」


『では頼んだぞ胡蝶
おれはお館様のところへ報告に行く』


胡「えぇ、分かりました」

伍拾参→←伍拾壱



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すー(プロフ) - 青いGさん» そう言っていただけると嬉しいです(;_;) (2021年9月19日 14時) (レス) id: 54b0b0ceb5 (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - エッッッッ…待って好きです… (2021年9月18日 21時) (レス) id: c6a18ee833 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すー | 作成日時:2021年9月2日 20時

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