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陸拾玖 ページ25





_____遡ること一月前



この男はまたもや突然屋敷に現れた




あの日以降会っていないからこちらは気まづいと言うのに






冨「上弦と戦ったと聞いた」


『…その通りです』


冨「…元気そうで安心した」


『…ありがとうございます』


冨「………何故距離を取る」


『いやもう本当に申し訳なくて』


冨「…俺は気にしていない」


『私は気にしています』


冨「では俺から近づく」


『いえいえ、これ以上無礼を働く訳には…』


冨「…俺のことが嫌いか?」


『っないです!それは!』


そう言うとシュンとした表情からムフフという表情に変わった

心臓抉れました顔が凶器です


冨「近くにきていいだろうか」


良いわけないでしょう
半径1m以内に入られたら多分心臓が飛び出てきます


冨「無言は肯定と捉える」

『え、ちょっと、まっ…』


逃げようとするも既に腕を掴まれ

あろう事か壁と義勇に挟まれてしまった


冨「こっちをむけ、A」


向けるわけがない
振り向けばすぐ近くに顔があるのは確定
そうなるとただでさえドックンドックンと大きな音を立てる心臓が飛び出る


『む、り…です』


冨「…何故だ」

トンッ
『ッ…!!ぎゆ、』


あああああ、顔!!
なにその優しい壁ドン!!


冨「A…」

やめて?!なにその優しい顔!
もうほら心臓の音おかしいから!

2人共心臓の音が聞こえちゃって……え?



……2人共…?


冨「っ、まて…こっちを見るな…」


『へ…?』


え、なに、どういうこと?
お顔真っ赤だよ、冨岡サン

右手で口元抑えてるけどバレてるよ?真っ赤だよ?


冨「…すまない」


そう言っておずおずと私から離れていった




ごめん、頭が混乱して分からないんだけど何事?




冨「…帰る」


『あ、えっと…はい』


冨「…また甘味処にでも行こう」


『う、ん…』


冨「………………A




あの時の言葉の意味が俺と同じだと嬉しい」



そう意味深な言葉を言い残して去っていった







え、何この終わり方


気まず過ぎない…??

漆拾→←陸拾捌



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すー(プロフ) - 青いGさん» そう言っていただけると嬉しいです(;_;) (2021年9月19日 14時) (レス) id: 54b0b0ceb5 (このIDを非表示/違反報告)
青いG(プロフ) - エッッッッ…待って好きです… (2021年9月18日 21時) (レス) id: c6a18ee833 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すー | 作成日時:2021年9月2日 20時

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