青い春 (ページ2)

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Aside

入学初日から声をかけてくれた
左隣の小山くんと前の加藤くん

二人とも、いわゆる"イケメン"

と呼ばれる部類に入るのだろう

高校生活4日目にして

早速グループが出来上がった女の子達の中で

"2トップ"と呼ばれていた

『2人はこの学校に友達、いる??』

小『同じ中学から来たのはシゲしかいないよ』

なのにこの知名度??

＿＿＿恐るべし、2トップ

加『Aちゃんは??』

『あー、私はそもそも県も違ったから、、』

加『、、なんかごめん』

『ううんっ!!お父さんの転勤のせいだから、

気にしないで、？』

小『そっか、大変なんだね』

『うん、((苦笑』

加『次移動だし、そろそろ行くか！』

小『ん、そうだね!!Aちゃん行こ!!』

『うんっ』

この4日間でわかったことと言えば

加藤くんはとてもしっかり者で

小山くんはすごくフレンドリー

ってことくらいかな

2人のことなんて全然知らないけど

なぜか必ず3人で行動してくれる

まだ女の子と話したことないけど
この2人がいてくれる

私にとってはそれだけで充分だった

？？『あれっ、、』

教室へ移動中

私たち3人は2人組の男の子とすれ違った

？？『A、ちゃん、、？』

通り過ぎてすぐ名前を呼ばれた気がして

後ろを振り返った

？？『あー!!やっぱり!!Aちゃんだ!!』

小『Aちゃんの友達??』

『え、と、、』

正直私の頭の中は？でいっぱいだった

？？『あー、やっぱり覚えてないか笑』

赤髪の男の子は少し寂しそうに笑った

？？『俺、手越祐也。』

手越、、??

『、、って、あの手越くん?!』

私の中の手越くんは黒髪の子犬みたいな印象だった

＿＿＿今では金髪だなんて

『ということは、、増田くん、??』

増田『ぴんぽーん♪』

加『Aちゃん、誰なの??』

『小学校3年生の時かな

友達、、ではないんだけど
半年間くらい仲良くしてもらってた、、』

手越『え？！俺は友達だと思ってたんだけど』

え、、そうだったんだ、、

増『またAちゃんに会えるなんて!!

俺めちゃくちゃ嬉しいよ!!』

『わっ、わたしも、、!!』

増『ふはっ笑相変わらず可愛いね』

加『、、ほら、そろそろ授業始まるぞ』

『あ、ほんとだっ、じゃあまたっ』

手『うんっ!!またねー♪』

＿＿＿＿加藤くんの声が心做しか強かったように感じた