肆拾 ページ41
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伊「やっと見つけたぞ!
離れるなと言ったのに貴様は…
!!
おい!その怪我!どうした!」
『あ、小芭内さん…』
伊「どうしたんだと聞いている
何故頭から血が…」
『血?…ぁ、本当だ』
小芭内さんが指をさした部分に触れてみると
手にべっとりと血が付着した
伊「まさか…いたのか?」
『…うん、いた
ごめんね、仕留め損なって…』
伊「いや、俺の方こそ遅れてすまない
急いで蝶屋敷へ向かおう」
『え?いいよ、大丈夫
全然痛くないから!』
伊「ごたごたうるさい
そんなはずないだろう、頭から血を流しているんだぞ
兎に角連れていく」
『本当に痛くないの!ここから蝶屋敷までは遠いし行くとしてもこの任務が終わってから行くよ』
伊「すでに任務は終了した
だから今すぐ連れていく、背中に乗ってくれ」
『私自分で走れるよ?』
伊「怪我をおっているやつに走らせる阿呆がどこにいる
それにこのままでは俺が不死川達に顔向けできないだろう」
『そんなこと』
伊「ある
いいから早く乗れ
拒否権はない」
『…はい』
血は流れているけど大して痛くないし…大袈裟だよ小芭内さん
胡「うん、重症ですね!」
『え?』
胡「頭の方はぱっくりいっちゃってますし肋も2本折れています」
伊「…貴様、何が大丈夫だ」
『え、だってそんな…折れてるなんて思わないじゃないですか…!』
胡「あら、痛まなかったのですか?」
『全然……痛かったです』
胡「嘘はいけませんよ」
『……痛くないです』
伊「どういうことだ」
胡「そうですね…試してみましょうか」
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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時