水柱兄弟の妹【鬼滅の刃】 (ページ33)

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参拾弍ページ33

錆兎side

冨｢……知っていたか｣

｢まさか、初耳だ
仲がいいとは知っていたが｣

冨｢そうか｣

隣を歩く義勇の表情は心做しか悲しそうに見える

冨｢…Aは可愛らしいから不死川も好きだと思う｣

｢そうだろうな｣

冨｢………だが、錆t『あ！』

｢A！外で待ってたのか？｣

『だっていつも予定の時間より前にくる2人が来なかったから…不安だったの』

なるほど、話を聞いていたからか

冨｢………！！鮭大根の匂い…｣

『うん、さ！中に入って！先にお昼にしよ』

『用意してくるね
義勇ちゃんと手を洗ってきてね』

冨｢あぁ｣

手を洗い、Aの待つ部屋に入れば鮭大根の美味しそうな匂いが漂ってきた

早速3人でテーブルを囲い手を合わせた

『義勇、ついてるよ』

冨｢…どこだ｣

『ここ』

冨｢…付いてない｣

『逆！こっちだよ』

冨｢…？…？｣

一生懸命に場所を伝えるAと教えられてもどこにあるか分からずわたわたする義勇

もはやこれは恒例行事だな

『ほら、じっとして』

冨｢ん｣

Aが綺麗に拭き取ってあげると薄らと微笑みありがとうと告げた

まぁこれは義勇が食べ終わるまで何度も繰り返されるのだが