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参拾 ページ31









『実弥さん』



2人と別れ買い物へ向かった私は実弥さんと出会った




不「おォ、奇遇だなァ」

『またおはぎ?』

不「正解、お前は?」

『私は鮭と大根を買いに』

不「あー、手紙に書いてあったやつかァ?」

『その通り、明日来るらしくて』

不「そうかィ、良かったなァ」


優しく微笑みながらぽん、と頭を撫でる実弥さんのおかげで
私の顔に熱が集中したのがわかった



不「あ?照れてんのかァ?」

『き、気のせいでは…!』

不「はっ、ンな顔赤くして何言ってんだか」

『…仕方ないじゃん、慣れてないんだから』

不「へェ、初心だな」


さっきまでの優しい笑みが嘘のように意地悪にニヤニヤしている



『その顔、馬鹿にしてるでしょう』

不「クククッ、どうだろうねェ」

『実弥さん!』

不「ま、頑張れよォ」


じゃーなと言いながら背中越しに手を振る実弥さんは結局最後までニヤニヤしていた










御「かァー!!任務完了ー!!」


私の頭上で旋回している鴉は私の鎹鴉、御影である


隊「影柱様!俺たちだけでは力及ばず…来ていただいてありがとうございます」

『どういたしまして
さっき1人の隊士を蝶屋敷へ運んでもらったけど、他のみんなけがはない?』

隊「はい!俺たちは大丈夫です」

『よかった、これからもお互い頑張りましょうね!
では、また』








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炭「ここで大正コソコソ噂話!」



炭「Aさんは鬼殺隊士の中でも人気が高く、恋愛感情を抱いている人も多いそうですよ!」

善「俺もAちゃんと結婚したいなぁ〜♡」

炭「…でも実はAさんの近くには常に護衛がいて…4人のこわーい柱達が目を光らせているので想いを伝えることができた人は居ないそうです」

善「い、いいいや!俺のAちゃんへの愛はそんなものでh」

冨「炭治郎」

善「ぎゃーーーーー!!!!出たああああああ!!!!」

冨「………?」


炭「あ、あはは…
次回!参拾壱話もぜひご覧下さい!」







冨「ようやく俺の出番…」ムフフ

参拾壱→←弐拾玖



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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時

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