弐拾捌 ページ29
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炭「すみません、こんな姿を見せてしまって…」
『気にしないで
私に出来ることなんてこのくらいだし』
炭「ありがとうございます!」
『ううん
それじゃこれからも頑張ってね、まずは機能回復訓練!』
炭「はい!頑張ります!」
次はもっと成長した姿を見れるといいな
______次の日
屋敷を出ようとすると声をかけられた
『錆兎…おかえり』
錆「あー…よかった…」
『え?ど、どうしたの…』
走って帰ってきたのか薄ら汗を浮かべた錆兎は弱々しくしゃがんでしまった
『怪我したの?体調悪い?
ね、ねぇ錆兎…』
錆兎のこんなに弱った姿なんて見たことないからどうしたらいいのかわからない
錆「いや…違うんだ、すまない」
はっとしたように立ち上がるといつもの錆兎の姿に戻っていた
錆「恥ずかしい話なんだが、不安だったんだ
もうAが話してくれなくなるかと思って」
『えっ、そんなこと…』
錆「本当にすまない
義勇が戻ったらまた改めて俺たちの口から説明させてもらえないだろうか」
『うん、待ってるね』
錆「ほんとか!ありがとう
そうだ、土産!良かったら食べてくれ」
『わぁ、ありがとう!』
錆「喜んでもらえたみたいで良かった
じゃあ、また!」
『うん!』
初めは少し戸惑ったけどいつも通りみたいで良かった
やっぱり私の考えすぎだったんだね
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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時