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弐拾弐 ページ23

錆兎side






「A!話をさせてくれないか!」

冨「A………」

「頼む!少しでいいんだ!」



屋敷へ着き暫く呼びかけたもののAが出てくる気配はない

やはり怒ってしまったのだろうか




冨「………出てこないな」

「そうだな」

冨「っは……まさか…嫌われた……?」

「…それはないと信じたい」



だがそうだとしても仕方の無いことだろう

完全に俺たちが悪いからな



「また日を改めよう」

冨「何故」

「ここで俺たちが押し掛けても混乱するだけだ」

冨「…そうか」







「すまない、俺が秘密にしようと言ったばかりに」

冨「錆兎のせいではない
俺もAを巻き込みたくなかった」


そんな話をしながら自分たちの屋敷へ戻れば1羽の烏が待機していた

「千代丸か、どうした」
(※錆兎の鎹鴉です)

千「長期任務ー!!」

「こんな時にか…」

寛「ギユウ…長期任務ジャ…」


バサバサと義勇の肩に降り立ったのは寛三郎で

冨「…どうやら俺もらしいな」





Aとの溝が広がらないことを願うばかりだった

弐拾参→←弐拾壱



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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時

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