水柱兄弟の妹【鬼滅の刃】 (ページ2)

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弐ページ2

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足を進めていくと何か大きな生き物が暴れ回っているような音がした

視界が開けた時その化け物の姿が顕になると同時に
刀が折れる音がした

『錆兎！！』

影の呼吸壱ノ型飛影閃斬

鬼｢ｸﾞｯ…｣

錆｢A…！｣

身体中に手が巻きついている鬼は
確実に錆兎を殺そうとしていた

『間に合った…』

錆｢離せ！彼奴は俺が…っ｣

『その刀でどうやって！馬鹿なこと言わないで！』

鬼｢また来たなぁ…俺の可愛い狐が｣

錆兎の腕を引いてあの鬼との距離を取る

次から次に手が飛んできて差はなかなか広がらないけど

錆｢彼奴は生かしておく訳にはいかない!!｣

『そうだけどさ！死にに行くようなもんでしょ！』

錆｢男なら逃げるわけにはいかない！｣

『っ…ふざけないで』

鬼｢いつまで逃げられるかなぁ？｣

このまま鼬ごっこを続けるわけにはいかない

義勇には錆兎が必要だから、錆兎だけでもどうにか逃がさないと…！

『錆兎！二手に分かれよう！』

錆｢だめだ、それじゃ間違いなくAの方に行ってしまう！｣

やっぱりそう言うよね

それじゃあもう強行突破するしかない

『ごめん、錆兎』

ﾄﾝｯ

錆｢っは…｣

意識を失った錆兎を死角に隠し
私は再び鬼に向かった