【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ6)

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155.今はページ6

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円堂side

キャラバンの上で隣には吹雪、立向居と星を眺めてた

上半身を起こした立向居があ、と声を出す

どうした?と聞けば、鳴上さん、でしたっけ、と立向居の口から鳴上の名前が出て俺も体を起こすとボールを持ってグラウンドに行く鳴上がいた

ゴールに向かって放つシュートは炎を纏ってゴール一直線に飛んでゴールネットを揺らす

「すげぇ…」

すると、今度は一人でボールを蹴り出す

なんか、と声を漏らした立向居

「寂しそう…」

「…そうだな」

鳴上の顔は笑っていなくて、とてもサッカーを楽しんでいるようには見えなかった

むしろ、泣いているように見える

「鳴上さんは、どうして雷門へ?」

「あいつは、エイリア学園を倒すために、仲間を助けるためにキャラバンに参加したんだ」

「仲間を助ける、ですか?一体、何から」

「悪い。ここからは俺が言える事じゃないんだ」

「そうですか。でも、勿体無いです。笑ったら、きっと可愛いと思います」

元がいいからかもしれません、と言葉を続ける立向居に寝たと思っていた吹雪が横になったまま話に加わった

「Aちゃんは普段も可愛いよ。それに、凄く優しい。こんな僕にもね」

「吹雪、鳴上と仲良いもんな」

「そうだと良いんだけどね。だけどAちゃんは僕よりアツヤの方が…」

吹雪の様子がおかしくて名前を呼べば、なんでもないよ、と返ってくる

そうか、と言って鳴上に視線を変えれば何度も空中でオーバヘッドキックを繰り返していた

「鳴上も本当はサッカーが大好きなんだな…」

そうじゃないと、あんなに特訓するはずがない

今は、そっとしといてやろう

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