【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ5)

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154.ステラメサイアページ5

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皆が寝静まった頃、私の目は冴えていた

誰も起こさないようにテントから抜け出し、ボールを持ってグラウンドへと行く

「……最近、自分がおかしい」

エイリア学園に勝てば、全てが終わるのに、私は全力でプレーをしていない

シュートだって打てるのに、皆が相手だと打てなくなる

ボールを落とし、ゴールに向かってシュートを打つ

「《プロメテウス》…」

かかと落としでボールを地面に埋め込み、炎を纏ったボールが出てくる

それをもう一度ゴールへ蹴ると、気持ちがいいほど真っ直ぐに飛んでゴールネットに突き刺さる

「なんで、これが出来ない…」

独り言は誰の耳にも届く事はなかった

一人でボールを蹴る

楽しくない

皆が、いないと

リュウジ、治くん、風介、晴矢、ヒロト

私は君達を助ける事ができるのかな

「くそ…」

考えれば考えるほど、私の胸は嫌な音をたてていく

「あの技、私に出来るか…」

皆で考えた必殺技

私は、皆とは違ってサッカーの呑み込みが遅かった。そんな私に、皆が頭を悩ませて考えてくれた技《ステラメサイア》

意味は星の救世主

結局は私がプロミネンスに振り分けられて、この話はなくなったんだけど

もし、これが完成して、見せる事が出来れば

「出来る出来ないの話じゃない。私が、やらなくちゃいけないんだ…!」

そして私は技を修得するため特訓に励んだ

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