【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ21)

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170.まだ、言わせてないページ21

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円堂side

俺がキャプテンとして、皆をしっかり引っ張っていかなきゃいけないのに、仲間を、ちゃんと見れてなかった

エイリア学園を倒す事で、頭が一杯だった

だけど、立向居が《マジン・ザ・ハンド》の特訓をしている時に言った言葉"絶対に諦めない"

俺達は諦めなかったから、ここまで来られたんだ

いつもの自分を見失ってた

夕方、俺は皆に謝り、監督にも謝る

「円堂くんは、帰って来たけど…」

「どうした?」

「鳴上さんは、チームから外します」

「え…?どうゆう事ですか」

「あれを見なさい」

監督が指差した方向には木にもたれかかり、項垂れている鳴上だった

あいつは、俺以上に責任を感じて…

「あのままではエイリア学園を倒すどころか、サッカーなんて到底無理ね」

「待って下さい。俺は、あいつを信じてます。きっと、戻ってきます」

「……明日出発は変わらないわよ。それまでに立ち上がらなければ即チームから降りてもらうわ」

髪を靡かせて行く瞳子監督

「円堂…」

「大丈夫さ。あいつなら」

俺は信じてる

あいつがここで終わるわけがないんだ

翌日、吹雪は病院から戻ってきた

だけど

「それじゃあ、行くわよ」

「…監督!鳴上と、話をさせて下さい。俺はあいつに"サッカー大好き"って言わせるって言ったんです!まだ、言わせてません!」

鳴上は、戻って来なかった

あいつはきっと、責任に押し潰されてる

仲間の俺が、一緒に背負ってやらないと、風丸や栗松と同じ事の繰返しになる

「…分かったわ。ただし、10分で話がつかなければ、置いていきます」

「ありがとうございます!」

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