【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ20)

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169.頑固ページ20

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秋side

翌日の朝、音無さんが大変です!と声をあげた

それは栗松くんがチームを抜けるという手紙だった

その事で、更に元気を無くした二人

もはや、二人の定位置になっている屋上と木の下

「円堂もだけど、A、大丈夫かな」

「あんなに落ち込んでるのは初めてみるわ」

「自分のせいだって、言ってましたしね…」

塔子さん、夏未さん、音無さんがAを心配する言葉を言う

「でも…Aもそれだけ落ち込むんだと思う。覚えてる?奈良シカテレビの屋上で、ジェミニストームと試合する前の話」

「なんやなんや?」

「円堂くんの次に、Aを信じたのが染岡くん、風丸くん、栗松くんだったの。きっと、その三人が抜けてしまったから…」

その時に、Aの正体がエイリア学園だと分かって、円堂くん達が信じると言ったから皆がAを信じた

「待つしかないか」

「その必要はないわ」

「監督…!」

「二人を、チームから外します。新キャプテンは鬼道くん、お願いね」

「お断りします」

鬼道くんは監督に、雷門のキャプテンは円堂くんだと、はっきりと告げた

皆の目に、迷いはなかった

そして、監督は明日出発する、とだけ言って行ってしまった

「どうしましょう…」

「二人とも、頑固だからな」

「きっと大丈夫よ。何かきっかけがあれば円堂くんはまた立ち上がるわよ!」

「問題は、Aか…」

「あの頑固さ、ただ者じゃないわよ」

夏未さんが言うんだから相当なんだろうな

でも、私は信じてる

だって、Aは強いんだから

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