【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ14)

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163.音無の恐怖ページ14

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《流星ブレード》に直撃した士郎くんは気を失って横たわっている

「……士郎くん?」

士郎くんの周りを皆が囲み、立向居は救急車を呼びに行ってくれた

「吹雪さん!」

「吹雪!」

「士郎くん!!」

ヒロトは円堂にまたね、と言ってジェネシスは消えた

そして士郎くんが運ばれた病院へと足を運ぶ

「でも良かったわね。大事に至らなくて」

「ええ…」

「あの、吹雪先輩、本当にボールを取りに行っただけなんでしょうか…?」

「どうゆう事?」

「いえ、ただちょっと…」

「なんだよ、音無」

音無さんはあの時の士郎くんが怖かったと言う

確かに、見た事のない顔をしていた

「それに、イプシロンと戦った時も。ボールを持ったら感じが変わるのは何度かありましたけど、あの時は妙に気持ちが高ぶっていたように…」

円堂は、ハッとして、それに気づいた秋がどうしたの、円堂くん、と聞いた

「実は俺、イプシロン戦のあと、吹雪に聞かれたんだ。僕、変じゃなかった?って。でも俺、なんか上手く答えられなくて…」

士郎くんは、もう1つの人格の事で相当悩んでたんだ

それなのに私は、サッカーを楽しんで欲しいだなんて、あまりにも無責任過ぎた

「監督は何か知ってるんじゃないですか」

有人くんの問いかけに、姉さんはゆっくりと口を開いた

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