145.心の叫び ページ46
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背中に回る手に力が入っていく
「アツヤ…。どうした?」
「なんでもねえ、けど少しだけ」
更に力がこもり、苦しくてアツヤの肩を軽く押し返す
「待てよ。お前の胸、柔らかくて気持ちいいんだからよ」
「なっ…」
恥ずかしさよりも怒りが込み上げてくる
バシッとアツヤの頭を叩くと、いってぇ、と声を出すアツヤだが、一向に離す気配がない
「ちょっと、いい加減に」
しろ、と最後まで言う前に体は離されて、今度は向かい合わせでアツヤの顔が見える
手が伸ばされ、私の後頭部を掴んで自分の胸へと引き寄せるアツヤ
「聞けよ、俺の心臓」
ドクドクと普段より早いであろう心臓の音
さっきアツヤが待てよって言ったのは、私の胸がどうこうとかじゃなくて、心臓の音を聞いてたって事…?
「アツ…」
「俺は!今、生きてんだ。だけど、本当は兄貴の人格でしかない。そんな俺が雷門で点を取らなかったら…」
アツヤの心の叫び
きっと、こう思ってる
点を取らないアツヤは必要ない、と
「完璧にならなきゃ、いけねえんだ…!」
完璧…?
「………」
今の彼に、何を言っていいのか分からない
口を開いては閉じて、また開いては閉じる
私は、士郎くんとアツヤ、二人になんて声をかければいいんだろうか
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☆逢華§日向大好き★(プロフ) - 汎用うさぎさん» ついでを言うと私もそうなんです。占いの作者として占いを更新しないといけないなとは思ってるんですが、どうもスランプで。いけませんね。 (2017年7月29日 20時) (
レス) id: 0a811d29e6 (このIDを非表示/違反報告)
☆逢華§日向大好き★(プロフ) - 汎用うさぎさん» うん^∀^ありがとう！アツヤ君もいれてあげてくれる？けっこう吹雪兄弟私好きだったから。 (2017年7月29日 20時) (レス) id: 0a811d29e6 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - きのこさん» そこまで褒めていただけるなんて嬉しい限りです。ありがとうございます。更新頑張ります。 (2017年7月18日 6時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 話の進め方、一つ一つの表現、全てが素晴らしいと思いました。表現力、話への引き込み方は最近私が見た中で1番のものだと思います。これからも更新頑張ってください (2017年7月18日 0時) (レス) id: 46dfb52275 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - ☆逢華§日向大好き★さん» 吹雪が好きなんですね。この作品は吹雪寄りにするので今はまだ甘くないかもしれませんが、これからは少しずつ甘くしていきたいと考えているので引き続き読んでくれると嬉しいです。 (2017年7月15日 19時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2017年7月15日 16時
