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いつも通り出社すると久々に桜庭さんに呼び出された。
「幹部から聞いたと思うけど、この日に幹部と食事に行く事になったから。」
「…わざわざ桜庭さんからも知らせてくれて有り難うございます。」
「まあ、私はとっくに諦めたから心配する必要は無いだろうけど一応ね。」
聞いてない。
幹部からは何も…。
「……ねえ、貴方の歳はいくつ？」
「24です…。」
「本当！？同い年じゃない！年下だと思ってた！」
「よく云われます…。」
桜庭さんは私に手を差し出して屈託ない笑顔を向ける。
「琴って呼んで。敬語も無し。」
「え…。」
「好敵手から友達ってのも悪くないでしょ？」
「…、うん、琴。」
「よろしくね、A。」
私に初めて、組織内で友達が出来た。
「色々聞きたい事あるんだけど始業だから行きましょ。」
「うん。」
琴とのわだかまりは日が経つ毎に徐々に無くなり、お昼も一緒に食べる仲へと変わった。
私と幹部の仲は相変わらずで、琴にはまだ幹部から何も聞かされていない事実は伝えられないでいた。
そして、その日が来てしまった。
私と幹部が仕事について話をしている時だった。
「幹部、お時間空きそうですか…？」
「え、あ…、そうだな…。」
「じゃあA、行ってくるね。」
「うん。」
琴が恐る恐る間に割って入り、私に行ってくると手を振るのに対して、返事をして振り返した事で幹部の口からは、小さく驚いた声が漏れた。
「橘、知って…。」
「琴から聞いてましたので大丈夫です。楽しんできてください。」
「っ…！」
「お疲れ様です。」
頭を下げて私は業務へと戻った。
私達の会話をぽかんとしながら聞いていた琴には申し訳なかったな…。
明日謝っておこう…。
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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します！中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……！これからどうなっちゃうの〜〜！？という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい！楽しみにしています！ (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年11月10日 12時
