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罵れと云っているものの、彼からはそんな事云って欲しくないように見える。

多分、彼が云って欲しい言葉は、



「好きだよ、中原君。」



そう云った直後。

彼は私の前に来てそして、私に口付けた。



「俺も、好きだ…。」



今にも泣き出しそうな表情をする彼の頬を撫でる。

こんな事、しちゃ駄目なのに…。

中原君の顔を見てると慰めてあげたくなって、歳下って狡いと本当に思う。

車の明かりが公園手前で停まった。



「家の住所、云えますか?」

「……おう。」



水も飲んで風に当たったお陰か一人で歩ける位には落ち着いたようで、二人でタクシーへと向かった。

車に乗り込んだ幹部は私も一緒に乗り込ませて、運転手には一番近いホテルへと指示を出した。



「あ、あの!私は大丈夫です!」

「…俺が大丈夫じゃねェ。」



運転手は云われたままホテルへと車を出した。

あっという間に付いたホテルはあのホテルで、運転手も何やら勘違いをしているみたいだった。

けれど幹部はそのホテルを見上げると満足げな顔をする。



「悪くねェ。」

「悪いですよ!何考えてるんですか!!」



私は何故か幹部に連れられてそのホテルへと入ってそのまま部屋に入ってしまった。

もうこの際此処でもいいかと考え、幹部にはベッドへ横になって貰った。



「では私はこれで。」



踵を返す私の腕を掴んだ人は云うまでもなく幹部。

そしてあっさりとベッドに縫い付けられてしまって、間違いなくやる気の幹部に少し恐怖を覚えたが表情は崩さなかった。

それが気に入らなかったのか、今度は不機嫌となる。



「澄ました顔してンじゃねェ…。」



彼は私の首元に顔を寄せた。



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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