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「思っていたより酷い光景だった。」
「あんな男、殺してしまえばよかったのじゃ。」
「でも、彼等がこれから繋がろうとしている組織の情報は得た。」
どう潰そうか、と頭の中で作戦を練る森。
「私にやらせてはくれぬか、首領殿。」
「珍しくやる気だね、紅葉君。」
「当然じゃ。私の可愛いAをあのような姿にさせておいて、煮えた腹は収まらぬ…。」
「いいよ、この件は君に任せる。」
尾崎は未だに一言も言葉を発さない中原に目を向けた。
この場で橘の次に目に光が宿っていないのは中原であった。
少し前まで自分の恋人であった女が父親に痛めつけられても尚、平然としている姿をただ見ているだけの中原に尾崎は不審感を覚えていた。
「中也よ、Aと何かあったか。」
「……いえ、特には。」
「それにしては随分と冷静に見ておったのう。Aは主の恋人では無かったのか。」
「…既に別れています。」
「なんじゃと…っ。」
尾崎がこんなにも激情しているのを見るのは森はじめ中原も初めてだった。
いつも冷静である尾崎の目から涙が溢れた。
「其方に預けたのは間違いであった。私はAを連れ戻す。二度とAに近付くでない。」
「……はい。」
二人の次に部屋を出たのは涙を流す尾崎。
「中也君。」
「はい。」
「…ごめんね。」
「……、いえ。」
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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します！中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……！これからどうなっちゃうの〜〜！？という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい！楽しみにしています！ (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年11月10日 12時
