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橘がポートマフィアを辞めて数日。
ポートマフィアには唐突の来訪者が首領と幹部の前に居た。その中には辞めた筈の橘の姿があった。
着物で身を包み、化粧でめかしこんでいる。
正に大和撫子と云われる風格に仕上がっていたにも関わらず、顔に生気、瞳には光が無かった。
「突然のアポイントメントに対応していただき感謝致します。ポートマフィア首領、森殿。」
「いやいや、此方こそ何もおもてなし出来ずに申し訳ない。」
男二人が笑い合う。
マフィア首領の森が椅子にかけるよう促すと男は椅子に座るが、橘は床で正座をする。
その光景にマフィア首領と幹部が目を見張る。
「今日此方を訪ねたのは御礼を云わせて頂きたかったのですよ。」
「御礼、ですか。」
「ええ。娘をここまで育ててくださった事に感謝の意をお伝えしたくて参った次第です。」
「感謝等とんでもないですよ。幹部の彼らからも娘さんはとても優秀だと聞いておりました。」
そう森が告げた瞬間、男の顔に影がかかった。
そして手を振り上げて振り下ろした先は隣で正座をする橘の頭であった。
「全く、お前はマフィアの首領殿にも気を遣わせてるのか。出来損ないの木偶の癖して。」
何度も振り下ろされる手にマフィア側は言葉を失う。
「申し訳ありません。」
橘から発せられた言葉に熱は無い。
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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します！中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……！これからどうなっちゃうの〜〜！？という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい！楽しみにしています！ (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年11月10日 12時
