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黙々とペンが走る音が聞こえる。

そんな中で声を出すのには勇気が入ったが、幹部にお声掛けさせてもらう。



「あ、あの…、少し雑談、宜しいですか…。」

「ん…。」



許可を貰えた事の安堵とこれから話す事柄にドキドキと心臓が忙しなく動く。



「……、平方君から今までの御礼にって食事に誘われました。」

「……で?」

「っ…、行ってきてもいいですか…?」



尋ねると幹部は持っていたペンをことりと置く。



「手前は俺に何て云って欲しいンだ?」

「え…?」

「その時の会話は俺の耳にも届いてた。仮に恋人が居る身で考える、なんて答えが出るとは思わなかったぜ?」

「それは、私の事を考えてくれて…、」

「俺は、その場で断って欲しかった。俺の名前が出せなくても、恋人が居る、好きな奴が居る。それで断る理由は充分だろ。」

「でも…、」

「……好きにしろ。」



そう云われた瞬間、胸がズキズキと痛んだ。

幹部は再び書類に向き合う。

泣きそうになって必死に泣かないようにすると喉が痛い。

涙の膜で書類の文字が見えづらく、グイと腕で涙を拭き取る。

私は幹部に何て云って欲しかったんだろう…。



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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