68 ページ18
.
業務中、中原幹部に呼び出された私。
執務室に入ればこっち来いとでも云う風に手を動かし、座れと指差す。
促されるまま座ると茶菓子が用意されていて、カップに注がれる紅茶の香りに頬が緩む。
「此れか?手前が云ってたやつは。」
見せられた紅茶の茶葉は、店主が云ってたものに間違いは無く、私は興奮して、それです!と幹部の手を握る。
「私が行く前に必ず売り切れる紅茶なんですっ。」
「お、おう…、それは災難だな。」
ところでよ…、なんて云いながら頬を掻く幹部は休憩中って事でいいんだよな、等と私に確認を取る。
私の答えは勿論、幹部のお好きなように。
答えると彼は笑って私との距離を詰め、腰に手を回したかと思えばグッと寄せられる。
「ったくよォ、ンな可愛くなられたら此方が困るつってンのに気合い入れやがって…。」
頬を撫でられ、髪は一房掬うとキスを落とされる。
そんな妖艶な彼の色気に頭がくらくらしてしまう。
どうしてこんなにも色気を漂わせる事が出来るのか。
「中原君はえっちです…。」
「は?」
「もう何ていうかえろいです!変態です!」
「一寸待て。頭が追いつかねェ。」
頭を抱え出す彼の正面に回って目を合わせた。
「如何すれば中原君みたいに色気を出せるの?」
.
224人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時