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あ、そうだと何かを思い付いた店主が私に声を掛ける。



「売り切れてた紅茶、昨日確か兄ちゃんが買ってったから分けて貰いなよ。」

「え?そうなの!?」

「確かに紅茶は買ったが手前が云う物かは知らねェぞ。」



思わぬ所で飲みたかった紅茶が飲めそうで、嬉しさが勝り彼に前のめりになって訊く。



「飲みたい…!」

「っ…明日な。」

「うん!」

「……、橘。」

「ん?」



突然、頭に手を回されたかと思えば顔が寄せられて唇に温かくて柔らかい物が押し当てられた。

ゆっくりと離れて見えた彼の頬はほんのり染められていて、私にも熱が集まる。



「な、何て事するんですかあっ!!ここ、お店…!」

「…したくなった。」



しっ…たくなったでされたらこっちの身が持ちません!

店主だって居るのに…、店主ぅ!!?
奥で奥さんといちゃいちゃしてた!?



「で、この後如何すンだ?」

「え…?」



切り替えが早い…!



「…買い物、かな。服とか見てみたいし、お化粧とかも勉強したい…。中原君の隣に、自信持って、立てるように…。」

「…、あんまり可愛くなられても此方が困る。程々にな。」

「え、あ…はい…。」



さっきから投げ掛けられる言葉が私の胸に刺さって抜けません…っ!



「酒は?好きなんだろ?」

「お酒は…、自粛中です…、」

「俺の事があったからか?」

「だって…、本当に思い出せない…っ。」

「そこまで反省してンなら教えてもいいぜ。」



にんまりとしたり顔する彼に少し恐怖を感じた。



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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