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「で、如何だった？」
「如何って？」
「幹部とのチューよ！あんただけしか知らないんだから白状しなさいッ！」
私の舌に触れたのが幹部の舌だと知った時、意識が飛んで、目が覚めたらソファに寝かされていた。
身体には幹部の外套が掛けられていて温かったのを覚えている。
その日は特に何も無く別れた。
どうやら琴は自分との食事の時に私の元に幹部が行った後の事が気になるらしく、キスをした前提で話を訊いてくるのだ。
「…、なんか、凄かった。」
「そういうの待ってた！で、何処が凄かったの？」
「……優しかった、と思う。」
昨日もそれより前の時も、触れ方はとても優しかった、気がする。
「…上手なの？」
「……分かんない。私、幹部が初めてだし…。」
「はあーッ！初めてであれ程の男を手に入れたってかッ！モテ女ッ！」
「琴、最近キャラ変凄いね。」
「分かった。初めてって云うなら私とキスしてみる？そしたら分かるんじゃない？」
何がどうしてそうなった。
私の意識は一瞬、宇宙空間に放り出された様だった。
「それじゃ、するわよ。」
「え、ちょっと待って…！」
有無を云わさず近づけてくる顔を押しのける。
「何よ、確かめられないでしょ。」
「分からなくていい！私は！幹部…、以外の人とキスしたくないっ！！」
「え。」
「え…？」
「ん？」
この場には私と琴しか居なかったはず。
じゃあ、どうして中原幹部の声が聞こえた…？
恐る恐る首を動かすと私に小さく手を伸ばしたまま固まる彼が居た。
「その…、見かけたから一寸声掛けようと思って……、すまん…。」
「あ…、あ…、」
恥ずかしすぎて泣きそうになり、幹部の真っ赤に染まる顔を見たら逃げ出したい衝動に駆られて、失礼します！と慌てて此処から逃げた。
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その場にしゃがみこむ中原に桜庭が云う。
「幹部って、可愛いですね。」
「うるっせェッ！！」
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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (
レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します！中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……！これからどうなっちゃうの〜〜！？という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい！楽しみにしています！ (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年11月10日 12時
