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押し付けられる唇から逃げようとすれば身体が後ろへと倒れる。

ソファに背中を預けると私の上には中原君。



「誘ってンのか?」

「ち、違う!」

「ほォ、流石にした事は無くても知識は持ってるか。」

「っ…、こ、子供がどうやって出来るか位分かります。」

「今はそれでいいンだよ。これからは俺がたっぷり、その身体に覚えさせていくンだからな。」



紡がれる甘い言葉に胸のときめきが止まらなくて、恥ずかしさで涙が溢れる。



「橘?」

「もう駄目ーっ!!!」

「うおッ!!」



渾身の力で幹部を押し退けてソファの端っこへと移動。

そして手を前に突き出して、もう無理だと主張。

グッと胸辺りのシャツを握り、息切れした呼吸を整える。



「…。」

「きゅ、休憩はもう終わりです…。仕事に、戻りましょう…!」

「…なんか、嗜虐心っつうの?煽られる。」

「なっ…!か、帰ります!」

「待て、悪かった。」



頭を掻いてもう一度、悪かったと謝られる。



「その…、俺達は恋仲になった訳だし、恋仲らしい事したいンだが、手前は嫌か…?」

「わ、たしは…。」



嫌じゃない。本当は抱き締めて欲しくて、キスして欲しくてたまらない。

だけど、恥ずかしすぎてその一歩が踏み出せない。



「……無理、です。」

「……そうか、」



仕事に戻るか、とデスクに向き合う幹部はただひたすらに手を動かし続けていた。



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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