【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ10)

今日:33 hit、昨日:1 hit、合計:106,848 hit

59.攻撃開始ページ10

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無謀だと思われた作戦だったが、皆、よく動けている

勿論、私にパスは回らないが

腕を組み、ただ、突っ立っているだけ

その時ベンチではマネージャーが動き出して彼らにアイシングをしている光景を鬼道も見ていた

話すならここか

「鬼道。分かっただろ。監督が彼らを下げた理由が」

「ああ。お前も気づいてたのか」

「まあな。さっき言った通り、染岡は隠すのが下手だからな。分かりやすい奴だ」

だけど、下げた理由が分かっても、点を入れて勝たないと意味がない

「鬼道。私を使え」

「何…」

「分かっているとは思うが、私にパスが回らないお陰でマークが甘い。私が中盤を突破する」

「分かった」

「頼んだぞ」

ポジションに戻ってまた腕を組んで立つ

「奮闘する雷門イレブン!しかし、流石に疲労が積み重なってきたか。一方、鳴上はまだ動いていない!」

《セキュリティショット》を《マジン・ザ・ハンド》で止める

あれは確か、円堂大介が特訓しても身に付かなかった必殺技のはずだが、あれを、円堂が…

「鬼道!ラストチャンスだ!」

ボールは鬼道に渡る

ここだな

緩みまくっているマークをフェイントを仕掛けて外し、敵陣に上がる

「鬼道!!」

「任せたぞ!」

ボールが私の足元に綺麗に届いた

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