【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ47)

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96.エイリア学園の恐ろしさページ47

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「無様だぞ、レーゼ」

足元に黒い霧のようなものが広がる

そして現れたのは

「デザーム様…!」

「覚悟は出来ているな。お前達を追放する」

デザームはボールを持ち上げる

「待ちなさい!!デザーム!!」

「いくらソル様の命令と言えど、きけません」

ゼルがボールをジェミニストームの方へと蹴る

必死にレーゼ達の方へと走り、手を伸ばすが辺りは光で覆われ、見えるようになった頃には皆はいなかった

「デザーム!!」

精一杯、デザームを睨む

だけど、それは無意味

「我らはエイリア学園ファーストランクチーム、イプシロン。地球の民達よ、やがてエイリア学園の真の力を知るだろう」

そしてイプシロンはきえた

「リュウジ…」

膝をついて座り込み、今のこの状況を整理する

私は、助けれなかったのか

守る事もできなかったのか

自分の無力さに嫌気がさす
地面を殴り、歯がギリッという音がする

「なあ、鳴上。なんなんだ、追放って」

「そのままの意味さ。敗者は不必要という事だ」

あの人は、私だけでなく、皆がどうなろうと構わないんだ

あの人は、私達をなんとも思ってない。ただの道具としか思っていないんだろう

あなたの為にと思って、行っている皆が、負ければ必要ない、なんてそんな事、絶対に許せない

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