【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ39)

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88.思い出せないんだページ39

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「私は、彼らとは違う。なんて思ってない。むしろ、同類だと言っていい」

「どういう事だ」

「…もしかしたら君も、音無さんも、こっちに来てたかもしれなかったんだよな」

「A…」

「A、か…。私の名前はA、なんだよな」

私の素朴な疑問に有人くんは、何当たり前な事言っている、そんな顔をしていた

「なんで、私の名前はソルなんだろな」

「…確か、太陽という意味がある」

「そう。皆が付けてくれたのは覚えてる。だけど、それがどんな理由で付けられたのか思い出せないんだ」

彼らが何を思って太陽という意味のあるソル、という名前にしたのか

それを思いだそうとしても、何も思い出せない

そんな私を見かねて有人くんは戻ろう、と言った

私は頷いて返事をする

来た道を戻り、教室へと入る

「何の話をしてたんだ?」

「ま、いろいろとな」

一之瀬の問いかけに上手く濁してくれた有人くん

「そういえば思ったんですけど、お兄ちゃんと先輩はいつから名前で呼び合うようになったんですか」

音無さんの直球な質問に上手く誤魔化せる気がしなくて、白けていれば有人くんが淡々と答えた

「俺達は何かと気が合う事が多くてな」

「確かに、二人は監督の意図が分かってるって感じだもんな」

「まあな。それでお互いに名前で呼び合う事になったんだ」

有人くんの説明で皆が簡単に納得した

私が有人くんを見ると、これでいいだろ、というような笑みが向けられた

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